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中国大地震、死者1万1900人に 遺体収容もままならぬ「生き地獄」

中国大地震、死者1万1900人に 遺体収容もままならぬ「生き地獄」

Posted May. 14, 2008 08:37,   

「倒壊したマンションのがれきの下敷きになっている遺体が目に飛び込んでくる。雨の中、家を失った市民たちは路上でうずくまって布切れをかぶっている。一面の壁が完全に崩れ、内部が丸見えになっているマンションもあった」

13日付のニューヨークタイムズ紙が報じた中国南部の四川省都江堰市の様子だ。前日、マグニチュード7.9の大規模地震に見舞われた四川省の主な都市では、遺体の収容すらままならない状態だった。停電と断水が続いている上、余震の恐怖に震える市民たちの姿は「生き地獄」にも思える光景だった。

同紙は約900人の生徒が生き埋めになったとされる都江堰市の中学校周辺で、数十人の保護者たちが子供の名前を叫びながらがれきを手でかき分けていたと伝えた。

日本の朝日新聞は、「都江堰市では、6階建ての病棟が倒壊し、医師や患者ら200〜300人が生き埋めになるなど、地震で都市が破壊された。倒壊した病院の近くの路上には青いシートをかけられた遺体が放置されたままになっていた」と報じた。

三国志演義の遺跡で有名な四川省の省都・成都では、余震を恐れる市民らが路上で夜を明かしたとウォールストリートジャーナルが伝えた。

瀋陽市の中心街では、高圧線や電柱などが倒れている中、携帯電話まで不通となったため、家族と連絡が取れなくなり、涙を流しながら歩いている人であふれていたと日本の産経新聞が報じた。

救助作業が進むにつれ、今回の地震の被害者数は急増している。

新華社は13日、地震による死者が四川、甘粛、陝西、重慶などの8省で1万1900人余りに達しており、建物50万棟余りが倒壊したと政府の統計を引用して報じた。

また綿竹市では、工場と家屋の倒壊で約2万人が生き埋めになっており、四川省・北川の北川中学校では教室が崩れ、約1000人が学校内に閉じこまれており、死者数はさらに増えるものとみられている。

震源地とみられるブン川県の山村地域の住民約6万人は、いまだ行方不明のままであると、ガパ・チベット族羌族自治州の副秘書長が話した。ガパ自治州では13日、観光バスが土砂崩れに飲み込まれ、外国人37人が死亡した。

中国は5万人以上の人民解放軍を投入し、救助と復旧活動を行っている。

成都にある韓国総領事館は、四川省などに韓国人観光客がいたが、被害は確認されなかったという。

国際社会から見舞いと援助の提案も相次いでいる。潘基文(パン・ギムン)国連事務総長は、被災者らに哀悼と見舞いの意を表じ、「国連レベルで被災地に対する救助と復旧活動への支援を惜しまない」との声明を発表した。

ブッシュ米大統領と日本の福田康夫首相、ロシアのドミトリー・メドベージェフ大統領、ドイツのメルケル首相らも見舞いの意を表明した。

一方、米地質調査所(USGS)は前日、マグニチュード7.8と発表していた今回の地震規模を13日、7.9に上方修正した。