Go to contents

16〜29選挙区で1位と2位が逆転 放送局の予測大はずれ

16〜29選挙区で1位と2位が逆転 放送局の予測大はずれ

Posted April. 11, 2008 03:06,   

한국어

KBS、MBC、SBS、YTNが9日に放送した第18代国会議員総選挙の予測調査で、実際の開票結果では1位と2位が逆の順位となった選挙区が16〜29もあった。

各放送局は、与党ハンナラ党の予想議席数を最低154議席から最大184議席までと予測していたが、実際には153議席の獲得だった。一部の放送局は10日午前の開票番組終了時に「予測が外れたことをお詫びします」とのコメントを読み上げた。各放送局は第15代国会議員総選挙以来、予測調査の結果を発表してきたが、その都度開票結果との差が表れ「謝罪放送」を行ってきた。

各放送局は、今回12〜36億ウォンを注ぎ込んで出口調査と電話による世論調査を実施し、選挙結果予測報道を行った。しかし開票が進むにつれ、予測とはかけ離れた「逆転ドラマ」が相次ぎ、出口調査無用論まで持ち上がっている。

世論調査の専門家たちは、総選挙の場合、世論の流れの変化が激しかったうえ、調査方法にも問題があったと指摘し、とりわけ今回の選挙では比例代表への有権者の心理を読み取れなかったのが「外れた」原因のひとつだと分析している。

▲「当確」が落選、5〜16選挙区で外れる〓放送各局の予測調査と最終的な開票結果を比較分析したところ、当選確実とみられていた候補が落選した例がKBS−MBCの予測報道では5選挙区、SBSは15選挙区、YTNは6選挙区あった。

KBS−MBCの共同調査では、釜山市蓮堤区(プサンシ・ヨンジェグ)、大邱市達西(テグシ・タルソ)丙区、慶尚北道慶州(キョンサンブクド・キョンジュ)、慶尚北道・高靈(コリョン)−星州(ソンジュ)−漆谷(チルゴク)、慶尚南道泗川(サチョン)の5選挙区、SBSは仁川市南東(インチョンシ・ナムドン)乙区、忠清南道夫餘(チョンチョンナムド・プヨ)−青陽(チョンヤン)など15選挙区、YTNは慶尚北道尚州(サンジュ)、慶尚南道晋州(チンジュ)など6選挙区で「優勢」または「有力」と予測していた候補が落ちた。

当落が変わるほどの大はずれまではいかなくとも、1位と2位の票差についても予測外れが目立った。

KBS−MBCの共同調査では「当選確実」まで打っていたが誤差範囲内での大接戦を繰り広げたところが8選挙区(釜山市影島、京畿道利川−驪州、忠清北道忠州など)、「接戦」と予測していたが1位と2位の票差が広がり誤差範囲を超えてしまった例が3選挙区(全羅南道海南−珍島、慶尚北道金泉、慶尚北道尚州)あった。「当選確実」と予測したが「接戦」だった選挙区がSBSは9、YTNは16あった。また「接戦」を予測したが1位候補の一方的な優勢で終わった例もSBSは10選挙区、YTNは7選挙区あった。

▲比例代表の予測も外れた〓KBS−MBCはハンナラ党が50.3%の支持を得て比例代表で27〜30議席を取り、親朴連帯が4〜6議席(8.3%)を確保すると予想した。しかし蓋を開けたら、ハンナラ党=22議席(37.4%)、親朴連帯=8議席(13.2%)と差があった。SBSもハンナラ党=25〜27議席、親朴連帯=5〜7議席と予測したが開票結果とはずれていた。しかしYTNだけはハンナラ党=22議席、親朴連帯=7議席とずばり当てていた。

コリアリサーチの金ドクヨン代表取締役は、「2004年の総選挙でヨルリン・ウリ党の候補に票を入れた有権者たちの多くが、政党投票では民主労働党に票を入れたように、今回も地方区候補はハンナラ党候補に票を入れ、政党は親朴連帯に投票した有権者が多かった。しかし、電話調査では単純に支持候補の政党だけを答える例が多く、実際の世論の流れとは距離があったとみられる」と分析した。



raphy@donga.com