李ソヨン氏は韓国初の宇宙飛行士であると同時に、韓国人初の「女性宇宙飛行士」でもある。李氏は宇宙飛行を終えた後、韓国でどのような役割を果たすことになるのだろうか。
女性が一国の最初の宇宙飛行士になった事例は、英国に続いて今回が二番目だ。
英国のヘレン・シャーマン氏は1989年12月25日、1万3000人の競争者の中で初の宇宙飛行士に選ばれた。
シャーマン氏は1991年、ソユーズ号に乗って、ロシアのミール宇宙ステーションに行って来た後、英国で科学について講演活動を行い、科学技術の広報大使として活躍した。
李氏も帰還後、科学文化事業のメッセンジャーになる可能性が大きい。青少年を中心とした民間の講演会や出版事業を通じて、科学技術界のローリングモデルになることができる。
外国の女性宇宙飛行士たちが国家の英雄になったり、政治の要職に進出した例もある。1963年に誕生した世界初の女性宇宙飛行士であるロシアのワレンチナ・テレシコワ氏は宇宙に行って来た後、ロシアの英雄としてもてなされ、政治と外交分野で多くの活動を繰り広げた。テレシコワ氏は8日、バイコヌール空軍基地で、李氏が乗ったソユーズ号が打ち上げられる場面を見守った。
また、フランスの最初の女性宇宙飛行士であるクローディ・エネレ氏は1996年と01年に宇宙を行って来た後、科学技術省長官になった。
韓国のヘッドハンティング業界では、李氏がKAIST博士号と優れた外国語能力を備えているだけに、民間でも高待遇で迎え入れられるだろうと予想されている。
カナダ初の女性宇宙飛行士であるロベルタ・ボンダー氏は、米航空宇宙局(NASA)に勤め、1992年、スペースシャトルに乗って宇宙に行って来た。ボンダー氏は現在、自分の名前を掲げたコンサルティング会社を経営している。
広告業界でも李氏の価値に注目している。李氏をモデルに起用した広告を撮れるかどうかは、韓国航空宇宙研究院が運営する宇宙人管理委員会の決定による。
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