Go to contents

米朝、今日シンガポールで協議

Posted April. 08, 2008 06:27,   

6者協議米首席代表のクリストファー・ヒル国務次官補(東アジア太平洋担当)と北朝鮮首席代表の金桂寛(キム・ゲグァン)外務次官が8日、シンガポールで交渉を再開する。

米国側がこれまで、「北朝鮮の決定が下された後に会うことができる」という考えを明確にしており、北朝鮮側が先に会談を提案したことから、今回の会談で、核計画申告の問題に関する両国の最終協議が図られると、外交筋は観測している。

核計画の申告問題に対して米朝両国が折衷点を見出せば、早期に6者協議が再開され、核問題は2段階を越え、第3段階の論議に突入する見通しだ。

両国は、核計画の申告書を△プルトニウムを含む核施設と関連物質、△高濃縮ウラン、△シリアへの核協力疑惑の3項目にすることで合意したという。このうち、プルトニウムなど、北朝鮮が公開の意思を明らかにした部分は合意文で発表し、高濃縮ウランとシリアへの核協力疑惑は、非公開了解覚書で処理することで一致するなど、いわゆる「分離申告」方式を採用することで合意したもようだ。

非公開の了解覚書は、いわゆる「間接是認」の方式で、「北朝鮮が、高濃縮ウランと核拡散活動に介入したというのが米国の理解事項」と記述する一方、北朝鮮はこのような内容を「反駁しない」という内容が盛り込まれるものとみえる。

この過程で、「反駁しない」という表現をめぐり、米国側は、表現の水位がより高い「認める(admit)」などを、北朝鮮は「認識している(acknowledge)」か「理解する(understand)」などの表現を主張して、神経戦を繰り広げたという。

米国は、シンガポール会談で成果がある場合、ただちに中国との協議を経て、6者協議の再開と核廃棄のロードマップづくり、申告書に盛り込まれた内容検証など、次の段階に着手する方針だ。

韓国政府は、ヒル次官補がシンガポール会談を終え、9日に北京を訪問する時に合わせて、千英宇(チョン・ヨンウ)外交通商部韓半島平和交渉本部長を北京に派遣して、会談結果の説明を受け、6者協議再開などを論議する案を検討中だという。



jin0619@donga.com kimhs@donga.com