小学校の教頭に声を荒立て、もめごとを起こした直後、第18代総選挙の統合民主党候補である鄭清来(チョン・チョンレ)議員が、校長に、「(謝罪するなら)教頭を連れてこい」と言ったという主張が提起された。
鄭議員が、西橋(ソギョ)小学校の金教頭(45)ともめごとを起こした翌日、西橋小学校のチェ校長に会った李某氏(41)は7日、「チェ校長が事件当日(2日)、鄭議員の事務所を訪れ、3時間待たされて鄭議員に会ったが、鄭議員が当事者(金教頭)を連れてこなかったと言って、謝罪を受け入れなかった」と主張した。
また李氏は、「チェ校長が『こんなことがあっていいものか』と憤り、隣にいたチェ教頭は、『これよりも深刻なことがあるだろうか。教頭が屈辱を受けたのに、私たちも何かしなければならない』と言った」と付け加えた。
しかし、これについてチェ校長は、「事件当日、鄭議員を訪れはしたが、3時間も待ってはいない。私は鄭議員に『(金教頭が)すでに謝罪したと承知している。金教頭は今、病院に入院している』と二言ばかり言った」と述べた。
また、鄭議員がいざこざがあった直後、西部(ソブ)教育庁に電話をかけた事実も明らかになった。
西部教育庁のリュ・ヨンス教育長は、「鄭議員が事件当日、『金教頭はどんな人物か』と言って電話をかけてきたので、経緯の把握に乗り出した」と明らかにした。
ク・ボンスン・ソウル市教育委員も、「鄭議員が『教頭の教育をしっかりしろ』と言ってきたので『私は教頭の教育をする立場ではない』と答えた」と話した。
もめごとがあった直後、管轄の西部教育庁と西橋小学校が、関連事実を隠蔽しようとした疑惑も起こっている。
今回の事実がマスコミに初めて報道された4日午後、西橋小学校側は、「鄭議員が教頭に暴言を吐いた事実はない。友好的だった」という内容のA4用紙1枚の釈明文を配布した。
しかし金教頭は4日、西部教育庁に出した経緯書で、「鄭議員が『私はこの地域の現役議員だが、こんなことがあっていいものか。生意気で傲慢だ。両手をポケットにつっこんで、私にものを言うとは。昨年の学校行事にも呼ばなかった…』と言った」と書いた。
西部教育庁は、金教頭の経緯書を公開しなかった。
これに対してチェ校長は、「釈明文は金教頭が直接作成して、電子メールで送ったものだ。私たちは教育庁に報告しただけで、事前に調整はしていない」と話した。
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