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「イェスルさんも殺害」、容疑者が犯行の一部を自供

「イェスルさんも殺害」、容疑者が犯行の一部を自供

Posted March. 18, 2008 03:03,   

安養(アンヤン)女児誘拐殺人事件を捜査中の警察は、チョン容疑者(39)が犯行の一部を自供したと発表した。

京畿(キョンギ)地方警察庁捜査本部は17日、「チョン容疑者が、『李ヘジンさん(10)は、水原(スウォン)に埋め、ウ・イェスルさん(8)の遺体は、始華(シファ)湖の周辺に捨てた』と供述した」と明らかにした。

警察はこのため、京畿道始興市烏耳島(シフンシ・オイド)周辺の野山や始華工団内の河川など3、4ヵ所に捜査員を派遣し、ウさんの遺体を捜索したが、遺体は見つからなかった。

また警察は、「犯行の動機や手法、経緯、イェスルさんを埋めた場所などのチョン容疑者の供述が二転三転している」と明らかにした。警察は裏づけ捜査を行ない、チョン容疑者に対して殺人および死体遺棄などの容疑で、18日に逮捕状を請求する方針だ。

●犯行の一部のみ認める

チョン容疑者は、警察の追及にも犯行を頑として否認していたが、17日午後になって犯行の一部を認め始めた。

チョン容疑者は17日午前までは、「李さんらが行方不明になった昨年12月25日午前は、大学の先輩と山本(サンボン)駅で酒を飲み、家に帰って寝た。午後6時から9時まで、鳴鶴(ミョンハク)駅周辺に代行運転の仕事で出かけたが、仕事がなくて帰った」と犯行を否認した。

白の「ニューEFソナタ」から採取された血痕に関する警察の追及にも、チョン容疑者は、「レンタカーの血痕が、私が犯行をしたという証拠になるのか。私以外に誰もそのレンタカーを使わなかったのか」と強く反発した。

しかしチョン容疑者は、警察がF代行運転会社から確保した「李さんらが行方不明になった当日、チョン容疑者は仕事をしなかった」ことを証明する勤務日誌や、行方不明になった当日の行動に対するチョン容疑者の一貫しない供述などをもとに集中的に追及すると、犯行の一部を自白をしたという。

警察は、「チョン容疑者は昨年12月25日と26日は会社に出勤せず、27日から29日までは通常どおり勤務した。チョン容疑者はその後、30日の1日だけ休み、31日に出勤した後、今年1月からは別の代行運転会社で働いた」と発表した。

●当惑する警察

警察は、「犯行の動機や経緯などに対するチョン容疑者の供述が二転三転しており、一貫性がない」と当惑している。

チョン容疑者は、李さんらの殺害遺棄の事実を一部認めながらも、一方では、「交通事故で子どもをひき、その子どもを車に乗せた」と言うなど、何度も供述を変えているという。

しかし警察は、まだニューEFソナタから採取された血痕のDNAの結果と犯行の一部自白以外には、チョン容疑者の容疑を立証するだけの物証を確保できていない。このため警察内部では、チョン容疑者が犯人だという事実を裏づける有力な証拠を発見できなければ、チョン容疑者への逮捕状を請求しても棄却されるのではないかと懸念する声も出ている。

警察は同日、追加証拠を確保するために、チョン容疑者の自宅に科学捜査班を送り、2回目の精密鑑識を行なったが、血痕や毛髪、衣服など、チョン容疑者の犯行を裏づけるだけの手がかりは発見できなかった。

警察関係者は、「チョン容疑者の供述が信憑性に欠け、物証がない。チョン容疑者ではない第3の犯人がいる可能性も排除せず、慎重に捜査している」と話した。

このため警察は、チョン容疑者がレンタルしたニューEFソナタを昨年12月26日以降に利用した9人に対しても、当時の行動を調べた。

●今後の捜査

警察は、ウさんの遺体を発見することが事件解決のカギと見ている。警察側は、「チョン容疑者が供述した場所でイェスルさんの遺体が発見された場合、チョン容疑者が犯人という動かせない証拠になる」との見解を明らかにした。

また警察は、チョン容疑者の近くに住む小学生たちから、「チョン容疑者が町の子どもと親しく、子どもたちが家にも遊びにいった」という証言を得たことから、チョン容疑者が李さんらを知っていたのかどうかについても捜査している。

警察はさらに、チョン容疑者が代行運転の運転手をしながら、水原華城(ファソン)一帯を熟知していた事実を確認し、最近1年間で4人の婦女が連続して行方不明になった京畿南部婦女失踪事件との関連も調べている。