米国発景気低迷への懸念が広がり、世界の証券市場が同時に暴落した。
22日、ソウル証券市場で、コスピ指数は前日比74.54ポイント(4.43%)下がった1609.02で取り引きを終えた。同日の下落幅は、昨年8月16日の125.91ポイント急落以来の最大幅で、歴代下落幅の中でも6番目だ。指数は一時、104.90ポイントまで下落した1578.66を記録した。
コスダック指数も37.07ポイント(5.69%)下がった614.80で引け、10カ月間では最も低い指数となった。
同日、一日に41兆8323億ウォンがコスピとコスダック市場で蒸発した。また、22日現在、時価総額は897兆1897億ウォンで、昨年末比154兆5735億ウォンが減少した。
同日、コスピとコスダック市場に上場された1905銘柄の中89.55%の1706銘柄が値を下げ、取引日基準で14日続けて売りに出た外国人は8432億ウォン分を売り越した。また、同日、ソウル外為市場でのウォン相場は、1ドル=954.0ウォンと急激なドル高が進んだ。
アジア各国の証市もパニック状態に陥った。中国上海総合指数は7.22%、香港ハンセン指数は8.65%、東京日経平均株価は5.65%暴落した。これに先立って21日(現地時間)、ドイツのDAX指数が、米国の同時多発テロ以後最大幅である7.16%急落するなど欧州証市も一斉に下落した。
米国の景気低迷で企業活動と消費が萎縮するという憂慮が膨らみ、21日(現地時間)、ニューヨーク商品取引所(NYMEX)で国際原油価格は、ウエスト・テキサス・インターミディエート(WTI)の2月引渡し分が前日に比べ2.1%落ちた。
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