来年4月9日に行われる、第18代の国会議員選挙に出馬するため公職者の辞任締切日(11日)を1日後に控え、地方自治団体首長らの辞任が続出している。
申東雨(シン・ドンウ)ソウル江東(カンドン)区庁長(54、ハンナラ党)は10日、来年の総選挙出馬のために11日付けで区庁長職から退くことを明らかにした。申区庁長は同日、江東区議会に辞任書を出した。
申区長は「区民たちに申し訳ないが、区庁長としての限界を強く感じた」として、「国会議員として地域発展に寄与したい」と話した。申区庁長は来年の総選挙にソウル江東乙の地方区に出馬する計画であるという。現在、大統合民主新党の李相庚(イ・サンギョン)議員の地方区だ。
申区庁長の辞任で空席になった江東区庁長の補欠選挙は来年6月4日に行われる予定で、選挙時までに崔容豪(チェ・ヨンホ)江東副区庁長が区庁長の権限代行を引き受けることになる。
また、ハンナラ党所属の李鶴宰(イ・ハクジェ)仁川市西(インチョンシ・ソ)区庁長(43)も同日に総選挙出馬の意思を表明し、西区議会に辞任書を提出した。西区は大統合民主新党の金𨥉興(キム・ギョフン)議員の地方区だ。
これに先だち、河榮帝(ハ・ヨンジェ、53)慶尚南道南海(キョンサンナムド・ナムヘ)郡守、姜錫振(カン・ソクジン、48)慶尚南道居昌(コチャン)郡守、朴允國(パク・ユングク)京畿道抱川(キョンギド・ポチョンシ)市長(51、以上ハンナラ党)も辞任意思を明らかにした。
これらの現職の地方区国会議員は、全員ハンナラ党の所属で激しい公認競争が予想される。
河郡守は、ハンナラ党の中央選挙対策委常任顧問である朴熺太(パク・ヒテ)議員(69)、姜郡需は、4期の李康斗(イ・ガンドゥ)議員(70)、朴市長は高照興(コ・ジョフン)議員(55)とそれぞれ競争するものとみられる。
3期目で2010年に団体長の連任が終わるハンナラ党の黄迵坤(ファン・チョルゴン)馬山(マサン)市長(53)も、辞任後に総選挙に出馬する可能性が高いという。黄市長は辞任締切日の11日午前、公式見解を明らかにする予定だ。
任期を半分以上残している状況で、自治体の長が相次いで辞任する姿を見守る市民たちの目は厳しい。
金ドユンさん(35、江東区城内洞)は、「補欠選挙にかかる費用は各自治体の予算」とし「団体長の欲張りのためにどうして市民たちが、お金を出さなければならないのか分からない」と話した。






