「ハンナラ党の李明博(イ・ミョンバク)候補を選んでください」
ハンナラ党の朴槿恵(パク・クンヘ)前代表が30日、全羅南道務安郡海際面(チョルラナムド・ムアングン・へジェミョン)の役所前で、選挙カーの上に立った。李明博候補のための初めての遊説だった。
朴前代表は予想とは違って、李候補の名前を3度も叫んだ。朴前代表は、「ハンナラ党の李候補を選んで機会を与えてくれれば、韓国を活力あふれる国にする」と訴えた。
▲「李明博を選んで」〓朴前代表が500人ほどの住民の前に立つと、李候補選対委所属の大学生たちが、「原則謹恵!、朴槿恵!」という掛け声を叫んだ。朴前代表はパーカー姿だった。
朴前代表は、「今日私は、韓国の未来をお願いしに来た。5年前、みなさんは盧武鉉(ノ・ムヒョン)政権に機会を与えたが、現政権は報いることもなく挫折だけを与えた」と批判した。
そして、「政権がしっかりしなければ、選挙で審判するのが民主主義だ。今回は、ハンナラ党に機会を与えてほしい。今回はハンナラ党の李明博候補を選んでください」と訴えた。
また、「ハンナラ党は5年間どうすれば暮らしがよくなるか準備したが、野党では限界があった」とし、「発展する全羅道、新しい大韓民国の創造の使命をハンナラ党に任せてほしい」と述べた。
朴前代表は、一貫して落ち着いたトーンで演説した。1回目の演説では、2度李候補を選んでほしいと強調した。演説文は、側近のチョン・ホソン補佐官が書き、朴前代表が最終チェックしたという。
朴前代表はさらに、海南郡(ヘナムグン)の市場に場所を移し、商人たちにあいさつした。康津郡(カンジングン)の老人大学では、お年寄りとともに「故郷の春」を合唱し、「李明博候補に機会を与えてほしい」と3度も強調した。
▲「朴槿恵、最大限見せた」〓側近議員たちは、少し驚いた様子だった。朴前代表が「ハンナラ党への政権交代」だけを強調すると予想していたためだ。
前日、朴前代表が、李候補がBBK株価操作事件に関与した場合、支援遊説を中止する可能性があるという趣旨の発言をしたので、意外だという反応だ。
朴前代表の側近の李恵薫(イ・ヘフン)議員は、「朴前代表ができる最大限を見せた」と話した。ある側近議員は、「依然として李候補の不法行為が明らかになれば遊説中止の可能性があるため、昨日と今日の話が異なるわけではない」と強調した。
李候補側では歓迎するムードだ。ともに務安を訪れた権五乙(クォン・オウル)遊説支援団長は、「ありがたいことだ」と言って、「李候補が私に『(朴前代表に)しっかり仕えるように』と頼んだ」と話した。
いっぽう、同日午前7時30分頃、朴前代表のソウル江南区三成洞(カンナムグ・サムソンドン)の自宅前で、一部支持者が支援遊説を阻止するために、車庫の前に車を止めるなど、座り込みをした。このため、朴前代表は近隣の小学校に止めてあった李恵薫(イ・ヘフン)議員の車に乗って空港まで移動した。朴前代表は、空港まで移動する間、固い表情だったという。
kimhs@donga.com






