興味深い「組み合わせ」だ。韓国プロゴルフツアーの「怪物新人」の金ギョンテ(21、新韓銀行)が欧州ツアーで活躍中の梁容銀(ヤン・ヨンウン、35、テーラーメード)、米プロゴルフツアーの看板スター、ビジェイ・シン(44、フィジー)と対決する。
4日、忠南天安市(チュンナム・チョナンシ)のウジョンヒルスCC(パー71)で開幕する第50回韓国オープン1、2ラウンドで同じ組になったもの。韓国、欧州、米国といったそれぞれ違うツアーで活躍している3人のスターが競争することになり、大会序盤、最高の「興行カード」としてしのぎを削る見通しだ。
特に、海外進出を狙っている金ギョンテには大きな舞台で活躍している大先輩のプロを相手に、自分の技量と不足な部分を点検できる絶好のチャンスとなる。
金ギョンテは「大きく勉強になるようで嬉しい」と言って、期待感を示した。今年プロにデビューした彼に国内舞台は狭く感じられた。シーズン3勝を上げて、シーズンが始まって以来、ずっと賞金首位の座を独占しているからだ。
しかし、金ギョンテはシーズン後半期、4大会で体力低下を示し、優勝できず予選で脱落したり、優勝の手前まで行ったものの逆転負けを喫したりもした。秋夕(チュソク、陰暦の8月15日の節句)連休を通じて元の調子を戻して出場する今大会で雰囲気の反転を狙っている。
優勝賞金だけで3億ウォンもかかっているので、もし優勝すればシーズン賞金7億ウォンを突破して、事実上、賞金王も確定付けることができる。想像するだけでも胸が騒ぐ。
梁容銀とシンは300ヤードを越える飛距離を持った長打者である反面、平均ドライバーショットの飛距離が270ヤードぐらいの金ギョンテは精巧さが主な武器だ。大会コースは国家代表時代のメイントレーニング場所で40回以上も回っているので、隅々まで知り尽くしている。最近、コースの全長が長くなったのがやや負担になっている。パー3ホールだが、248ヤードもある16番ホールでは3番ウッドでティーショットしなければならないほどだ。
「距離が厳しいインコースでは無理しないで、アウトコースでスコアを伸ばす」という金ギョンテは「初心に帰って、ファンの声援に応える」と覚悟を述べた。
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