米イエール大学で博士号を取得したとして学歴を詐称していたことが明らかになり、助教授を務めていた東国(トングク)大学から罷免処分を受けた申貞娥(シン・ジョンア、女、35)氏事件を捜査中のソウル西部地検は24日、大統領府の誰かが申氏を後援しているといううわさが広がっていることから取り調べていると伝えた。
西部地検関係者は「申氏の学歴詐欺を初めて暴露したチャンユン僧侶(前東国大理事)が申氏の背後にある支援者についてよく知っていると聞いており、先月から数回検察に出向くよう要請したが、取り調べに応じずにいる」と述べた。この関係者は、「チャンユン僧侶が取り調べに応じれば、一部のメディアが報じたように、大統領府の卞良均(ピョン・ヤンギュン、58)大統領秘書室長がチャンユン僧侶を懐柔したかどうかについて確認する計画だ」と付け加えた。
一部メディアはこの日、チャンユン僧侶が申氏の学歴詐称をマスコミに暴露した直後の先月、卞室長が2回にわたってチャンユン僧侶に「これ以上問題にするな。静かにしていれば、適当な時期に東国大理事に復職できるよう措置を取る」と懐柔したと、報じた。チャンユン僧侶は、今年2月に東国大理事会議で申氏の学歴詐称疑惑を問題視した後、5月29日、理事を解任された。
これを受けて、チャンユン僧侶は東国大理事会議の解任決議が不当だとして訴訟を起こしており、裁判所は22日「解任決議に重大な誤りがある」として解任決議無効の判決を下した。チャンユン僧侶は最近海外に出国し23日に帰国するとされているが、現在連絡が途絶えた状況だ。チャンユン僧侶が住持を務める伝灯寺(チョンドゥンサ)関係者は、この日「数日前から僧侶に会えなかった」と語った。
これに関連し千皓宣(チョン・ホソン)大統領府報道官は、卞室長がこの日「美術に関心が多いため、申氏と自然に知り合うようになったが、個人的に親交を結んだことはなく、この問題で誰かから要請を受けたこともない」と話した、と伝えた。
千報道官によると、卞室長は、また「5月に知り合いを通じてチャンユン僧侶に初めて会っており、7月ごろ再び会ったことがあるが、当時チャンユン僧侶が東国大の様々な対立の懸案に触れたので『どんな問題でも対立を過度に拡大しないのが良い』という趣旨のコメントをしただけ」とし「当時、私の方から申氏問題を取りあげたわけではなく、チャンユン僧侶も様々な懸案の中で申氏問題には触れなかったものと覚えている」と語った模様だ。
一方、東国大・呉盈𨥉(オ・ヨンギュ)総長はこの日、東国大理事会議に出席し「(卞室長がチャンユン僧侶に会ったことをめぐって)私が頼んだことではないかという話が出ているが、決してそうした事実はない」と述べた。しかし、呉総長は、「この問題を解決するためには、誰かが犠牲にならなければならない。宗団から誰かが出て『私が頼んだ。私の過ちだ』と良心宣言をすべきだ」と発言し、誰かが卞室長にチャンユン僧侶に会うよう頼んだのではないかという疑念を示した。呉総長と卞室長は参加政府(現政権のこと)の05年に、それぞれ行政自治部長官と企画予算処長官を務めている。
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