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「韓国政府が直接、人質との接触に乗り出す」 AIPが報道

「韓国政府が直接、人質との接触に乗り出す」 AIPが報道

Posted August. 02, 2007 03:05,   

韓国政府が、アフガニスタンのタリバン武装勢力に抑留されている韓国人の人質たちとの直接接触に乗り出したと、アフガンの現地通信社であるアフガン・イスラミック・プレス(AIP)が1日に報じた。

AIPは同日午後、「韓国の交渉代表団が韓国人の人質たちに会うものと予想される」と報じた。AIPは身元を明らかにしなかった消息筋を引用し「韓国代表団の要請をタリバンが受け入れた。韓国代表団はカズニ州に到着している状態」とした。

しかし、カズニ州出身の国会議員マムド・ガリアニ氏は、AFP通信に「韓国代表団をタリバンが陣を取っている山奥に送れるはずがない」と述べて、「話にもならない」と否定的な反応を見せた。

このように異なる話は、タリバン側が交渉時限で示した同日午後4時30分を前後に出た。タリバン側は交渉時限が過ぎた後「人質を追加で殺害することもある」と脅かした。

タリバン側のスポークスマンのカリ・ユスプ・アマディは、AIPに「今日、交渉の時限が過ぎたし、新しい時限は決まらなかった。人質の中で誰でも、いつでも殺害される可能性がある」と話した。

AIPは、アマディが前日に健康が悪化して病死する危険性があるとした人質たちの状態については、明らかにしなかったと付け加えた。

一方、同日、交渉時限が経過した直後、AP通信はアフガン政府軍が軍事作戦の可能性を知らせるチラシを、地域住民たちに撒いたと報じた。

APは「アフガン政府軍がヘリコプターを利用し、住民たちに軍事作戦が開始される可能性を示唆した警告のチラシを撤いた」と報じた。

チラシには「国防部はこの地域に対する軍事作戦を願う。私たちは皆さんが安全のために政府の統制地域に移ることを要請する」という内容が書かれていた、とAPは伝えた。しかし、いつ、どの地域に対して軍事作戦を行うかについては説明がなかった、とAPは付け加えた。

これに先だち、日本のNHK放送もアフガン政府当局者の言葉を引用し「特殊部隊員200人が31日、カズニ州に到着した」と伝えた。

同日、アフガン政府とタリバン側の人質釈放をめぐる交渉は、何ら進展もなかったということだ。

アフガン政府の交渉団代表であるワヒドゥラ・ムジャディディ氏は同日午後、AFP、AIPとのインタビューで、「対話は続いているが、いまだ何らの進展もなかった」と話した。

交渉団の一員であるガリアニ議員は「部族の元老たちが交渉時限を48時間延長してくれるよう要請しており、(タリバン側の)回答を待っている」と話した。



gold@donga.com