空軍のKF16戦闘機が西海に墜落して粉々となり、2人のパイロットが死亡した。今年2月のずさんなエンジン整備で、同機種の空軍機が墜落してからわずか5ヶ月後に、再び惨事がおきた。国防力の核心柱である空軍の主力戦闘機がこの有様だ。不安で惨めな気持ちを隠しきれない。
空軍は2月の墜落事故以来、参謀総長が代わるなどつらい経験を強いられた。後任の金ウンギ参謀総長は、「空軍が重病にかかっており、手術が必要だ」と自認しながら、「骨を削る努力で内部に潜在している諸問題を抉り出し、効果的で強力な空軍と生まれ変わる」と誓った。にもかかわらず、再びこのようなことが起こったのだ。はたして金総長は今回、何と釈明するだろう。
空軍主力機の相次いだ墜落は大韓民国の空軍の墜落であり、領空防衛能力の墜落だ。ただちに、同機種の飛行が中止され、訓練や領空防衛に支障をきたすこととなり、全体的な戦力の運用にも深刻な打撃を与えている。
KF16の墜落が国に及ぼす損失も膨大なものだ。1台当り425億ウォンに上る飛行機の価格はさておいても、パイロットの犠牲は金には換算することすらできない。熟練したパイロット一人を養成するためには、なんと10年かかる。国民を守るのではなく国民を不安がらせ、このような被害まで及ぼす空軍を国民はまったく信じることができない。
今回亡くなった朴インチョル大尉(空士52期)の父親である故朴ミョンリョル少佐(空士26期)も、同じく戦闘機の墜落事故で亡くなった。5歳の時、父親を亡くした朴大尉は、小さい時から父親の後をついで領空を守るという夢を育ててきたという。空軍の不注意や事なかれ主義がこの二人の親子の悲劇を招いたなら、決して許せないことだ。
事故の原因調査は空軍に任せてはならない。国防部が直接乗り出して行うべきだ。真実が究明されれば、地位を問わず責任を問うべきだ。KF16の性能や整備能力に解決しがたい構造的な問題があるなら、正直に打ち明けて対策を求めるべきだ。事故の原因を縮小したり、隠蔽しようとしてはならない。急場しのぎの対策で終われば、さらに大きな悲劇を招きかねない。国民は、我々の大切な子どもたちが命をかけてKF16に乗る姿を、これ以上眼にしたくはないからだ。






