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カンボジア旅客機、墜落原因はパイロットのミスか

カンボジア旅客機、墜落原因はパイロットのミスか

Posted June. 28, 2007 03:15,   

土砂降りの雨が降っていた。重い霧までかかっていて前がよく見えない状況。韓国人旅行客13人を含めて22人を乗せたカンボジアPMT航空AN—24機がシエムリアフからシアヌクビルへ向かって出発して約35分ぐらい経った時。ボコル国立公園の険しい山岳地帯が航路を塞いでいる地点だった。

「2000フィート(約600メートル)で飛行している」(パイロット)

「4000フィート(約1200メートル)で飛行しなければならない地点だ。高度が低すぎる」(シアヌクビル空港管制塔)

「僕がよく知っているエリアだ。問題ない」(パイロット)

この短い対話が、事故の飛行機と管制塔の間の最後の交信だった。交信が終わった直後、飛行機はすぐ前のボコル山の北東側の岸にぶつかって墜落した。救助信号を送る暇もなかった。レーダーからは飛行機の信号がいきなり消えた。

▲自慢が呼んだ惨事〓27日、駐カンボジア韓国大使館が確保して公開した交信の内容によれば、飛行機はパイロットのミスで墜落した可能性が高い。大使館は、「当時、事故機はルールに合わない高度で飛行していた」と明らかにした。大使館で交信内容の報告を受けたオ・ガムニョル外交通商部・在外同胞大使は、「管制塔が飛行機の失踪直前、高度が低すぎると警告していたことが確認された」と説明した。

シアヌクビル空港へ進入する航路50キロ地点には、海抜1080メートルのボコル国立公園の険しい山脈が南北で長く横たわっている。山の高さを勘案すると、飛行機は少なくとも1200メートルの高度を維持しなければならなかった。ところが、当時、事故機の高度はこれよりはるかに低い600メートルだったということ。しかし、パイロットは悪天候で前が全然見えない状況でも、現場の地形に詳しいと言って、自信を見せながら管制塔の警告を無視した。ロシアのイタルタス通信は、事故機のパイロットがニコライ・パブレンコという名のウズベキスタン人だと報道した。

しかも当時、事故機は正常航路を離脱した状態だったことが確認された。捜索作業に参加したある軍パイロットによると、飛行機はシアヌクビルへ向かう航路より東側に偏って飛行中だった。これは飛行機がボコル国立公園内の海抜1000メートルのチュアプノムダムレイ山の西南側にぶつかった点からも確認される。このため、正常航路を基準に墜落地点を捜索してきた捜索チームが現場を発見するのも遅れざるをえなかった。

▲随所に不安要因〓当初、捜索関係者らは事故を起こした原因として悪天候を取り上げた。捜索隊のケキムヤン将軍は前日、「飛行機の技術的な欠陥というより悪天候のために事故が発生した」と説明した。フンセン首相も同日、記者会見で事故原因について、「技術的な問題ではなく、気象悪化によるものだ」と悪天候の方に重きを置いていた。

過去にも頻繁に事故を起こした古い機種の安全性問題も依然として残っている。開発されて40年も過ぎたロシア制AN—24は、2005年にもロシアの北部バレンデイで墜落して29人が死亡した。

これについてPMT航空側は、「事故機は出発当時、状態が良くて、運航の技術的な安全要件を満たしていた」とし、「ブラックボックスを確保して内容を判読するまでは事故の原因を断定しがたい」と釈明した。外交部の関係者は、「現場でブラックボックスを発見すれば、カンボジア入りしたロシアの航空専門家らと協議して、分析作業を実施する予定だ」と説明した。

フンセン・カンボジア首相は同日、「カンボジアで運航されている全ての旅客機を調査して、古すぎる機種に対しては飛行を禁止する」と述べた。



lightee@donga.com turtle@donga.com