「エリートスポーツのメッカ」韓国体育大学が、今年で開校30周年を迎えた。開校後、84年のロサンゼルス五輪以来、韓国が夏季五輪で獲得した54個の金メダルのうち32%に当たる17個を獲得するなど、韓国のイメージ向上に貢献してきたものの、韓国体大は徐々に関心の外に押し出されてきた。
韓国体大は1976年、モントリオール五輪でヤン・ジョンモがレスリングで金メダルを獲得したのを機に、エリートスポーツの育成に向けて、政府レベルで1977年3月に設立されたスポーツ専門特殊大学。韓国体大は88年のソウル五輪でチョン・インスがアーチェリーで金メダルを取るなど、夏季五輪で多くの金メダルを獲得した。
冬季五輪でも、98長野大会で韓国が取った11個の金メダルのうち4個を獲得した。アジア大会では、82年のニューデリー大会で取った437個のうち、147個が韓国体大出身者が獲得したものだ。
高麗(コリョ)大学のクァク・スンジュン経済学科教授の04年の研究によると、五輪の金メダル1個の価値は500億ウォンを超えるという。だとすれば、国のイメージアップに一役買った韓国体大の貢献度は非常に高い。
しかし、現実は韓国体大にそっぽを向いている。選手確保競争に取り組む私立大学は、「韓国体大の代わりはうちにもできる。韓国体大をなくせ」と働きかけている。政府の支援も昔ほどではない。韓国体大の特技生に支援される1日の給食費は7600ウォン。代表チームが集まる泰陵(テヌン)選手村(2万4500ウォン)の3分の1のレベルだ。はなはだしくはソウル体育高校(8500ウォン)よりも少ない。トレーニング費も種目あたり1年に2000万ウォン。選手が50人以上の種目なら、1〜2回の大会出場だけでも足りないレベルだ。
9日から3周年記念大学祭に入る韓国体大は、30周年を迎えて新しい跳躍を宣言した。30日には韓国体大出身の五輪金メダリストのレリーフ除幕式も行われる。
韓国体大が「栄光のかがやき」を取り戻すためには、特殊目的にふさわしい政府の支援が切実に求められる。これまで、韓国体大が韓国スポーツに貢献した業績を考えれば、政府が積極的に投資する価値はあると、ほとんどの専門家は指摘している。
yjongk@donga.com






