与党陣営に死活をかけた戦雲が漂っている。
一時「醜いアヒルの子」扱いされて身を潜めていた「親盧」勢力が、与党ヨルリン・ウリ党の解体反対を旗印に団結し始めた。一方、盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領と対立していた鄭東泳(チョン・ドンヨン)、金槿泰(キム・グンテ)元議長たちは、盧大統領に反発する勢力の糾合に乗り出した。
盧大統領と両元議長との衝突局面で板挟み状態になった丁世均(チョン・セギュン)議長などの党指導部は、両者を批判して「秩序ある統合」を叫んでいるものの、反響のない空虚なエコーにとどまっている。
このため与党陣営が、ウリ党「残留派」と「脱盧派」に再編されつつある。
●盧大統領が陣頭指揮?
最近の親盧勢力の動きは、秩序整然としている。まるで何か「見えない手」によって一糸乱れることなく動いているという感じを受けるほどだ。親盧の結集は、政界の外から始まった。先月末、李炳浣(イ・ビョンワン)前大統領秘書室長などの現政府で要職を務めた人々と、安熙正(アン・ヒジョン)氏などの盧大統領の386世代の参謀たちが、いわゆる「親盧フォーラム(参加型政府評価フォーラム)」を結成し、全国組織化に乗り出した。
李前室長は、「政治勢力化ではなく政策勢力化だ」と言ったが、これを言葉どおりに受け取る人はほとんどいない。
これとは別に、映画俳優の明桂南(ミョン・ゲナム)氏も最近、国会議事堂の向かいにあるクムサンビル2階に、「パボ・ノムヒョン・ドットコム」の事務所を構え、ホームページを開設し、出版業などを通じて盧武鉉政府の広報を始めた。
ウリ党内の親盧議員たちも、「親盧フォーラム」と直接・間接的な連帯を通じてネットワークを形成している。
盧大統領も最近、次期大統領選に直接関与するかのような態度を見せている。これは歴代の大統領選では見られなかった現象だ。盧大統領は最近、30%台の支持率をもとに自分の声を明確に出しており、支離滅裂だった親盧勢力も徐々に盧大統領を頂点に団結している。
李海瓚(イ・へチャン)、韓明淑(ハン・ミョンスク)前首相や金爀珪(キム・ヒョクキュ)議員などの親盧大統領選候補群が、北朝鮮に訪問するなど活発に対外活動をしていることも、このような親盧陣営の「グランドデザイン」と無関係ではないという説明だ。
ウリ党のある新人議員は、「2・14全党大会の時は統合が大勢だった。しかし、親盧の核心たちが、盧大統領の支持率が上昇し、鄭雲燦(チョン・ウンチャン)前ソウル大学総長が政治不参加を宣言するなど環境が変化したことで、ウリ党死守に方針を固めたようだ」と述べた。
さらに、「結局、親盧フォーラムを吸収し、党残留派とともにウリ党をリモデリングして、独自に大統領選候補を立てる方向に進む公算が大きい」と述べた。
●鄭東泳—金槿泰、「サイは投げられた?」
党解体、離党も辞さないなどと強気だった両者は、「メッセージ」を出さなかった。
しかし、両元議長側は、「徐々に決断(集団離党)の時間が近付いている」と話し、緊張したムードになっている。
これまで党内で互いに競争関係だった両者は、ウリ党「ビッグバン」の局面で、ひとまず手を握ったようだ。盧大統領の政治介入が続き、親盧勢力が党死守の態度を固守する場合、同伴または順次離党を敢行しなければならないという話が、両陣営からしばしば出ている。
すでに党内の離党派の糾合に乗り出したという話も聞こえる。両陣営はただ、離党後に第3地帯でどのような絵を描くのかといったビジョン提示が重要だと考え、党外勢力との水面下の接触も強化している。
金前議長は、ウリ党をすでに離党した民生政治の会の千正培(チョン・ジョンベ)議員と会い、今後の進路に関して意見を交換した。
●丁世均議長体制はどこへ
丁議長たち現指導部は、6月14日までに統合新党を成功させる方針であるため、両者いずれも自制して統合の努力をすべきだという、原則的な態度を見せている。しかし、盧大統領と党内第1、2の大株主が対立する状況であり、統合の見通しもそれほど明るくないため、頭を悩ませている。両元議長が離党する場合、丁議長を含む「秩序ある統合派」も、選択の道に追いやられることになる。
そのためか、最高委員会議では、盧大統領と両元議長を同時に批判する声が出ている。
丁議長はKBSラジオに出演し、盧大統領の「大統領候補資質論」について、「大統領は政治家なので政治的な発言はできるが、党内の一部からは、それが適切かどうかについて異議を提起する人が多い」と迂回的に批判した。
さらに、両元議長の離党示唆および党解体の主張について、「党を出て何かをするということは現実的ではなく、正確なプログラムが準備されていない状態で党を解体しようとすることは、適切な主張ではない」と述べた。
yongari@donga.com






