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統合新党の会、鄭雲燦氏に「政治参加宣言を要請」

統合新党の会、鄭雲燦氏に「政治参加宣言を要請」

Posted March. 09, 2007 05:41,   

鄭雲燦(チョン・ウンチャン)前ソウル大学総長に対する、与党圏からのプロポーズの水位が、ますます高まっている。

統合新党の会の金ハンギル議員は8日、国会で記者懇談会を開き、「3日に鄭前総長に会って政治参加宣言を要請した」と話した。

金議員は同日、「(鄭前総長に)『新しい政治秩序の再編過程に大きな役割を担ってもらわなければならない。大統合のためにともに努力してほしい』と要請した。鄭前総長は『深く悩んでいる。慎重に検討する』と言った」と話した。

これまで統合新党の会と民生政治の会などの離党派と与党ヨルリン・ウリ党および民主党の一部議員らが水面下で鄭前総長の擁立を推進してきたことが明らかになっているが、鄭前総長に政治参加を求め、事実上参加意思を伝えたという事実を公にしたのは初めてだ。

さらに金議員は、「鄭前総長は、統合新党の会の議員たちが政権与党を出た勇気と決断は評価に値すると述べた」とし、「鄭前総長は特に国を思う心が指導者の器だ」と称えた。

統合新党の会側は、金議員が会う前に、すでに鄭前総長に「一緒にしよう」というメッセージを伝えたと、統合新党の会所属のある議員は話した。

金議員の側近は、「二人はもう一度会うことにしたが、6日のMBCの『事実上、大統領選出馬決定』の報道後、鄭前総長の心が変わったようだ」と述べた。

しかし鄭前総長は同日、東亜(トンア)日報との電話インタビューで、「金議員に否定的な意思を伝え、ただ数日考える時間がほしいと言った」と話した。

鄭前総長と近い民主党の金鍾仁(キム・ジョンイン)議員および民生政治の会の李啓安(イ・ゲアン)氏やウリ党の朴映宣(パク・ヨンソン)議員らいわゆる「鄭前総長迎入の会」は、鄭前総長が5月以降、与党の統合新党の動きが具体化し、野党ハンナラ党の大統領選候補の輪郭が現われる頃、政治参加を宣言する案を構想しているという。

このため金鍾仁議員は、「3月中に重大な決定があるだろう」と報じたMBC記者に6日、「鄭前総長を潰すつもりか」と抗議の電話をかけたという。

鄭前総長も、ひとまず6月前に政治参加をしない考えを明らかにした。

鄭前総長は7日、ソウル大学経済学部の4年生を対象とした今学期の1回目の授業(経済学演習Ⅰ)で、「来学期は来ることができないかもしれないが、今学期は必ず来る」と話した。

しかし鄭前総長が事実上、政治参加そのものを否定していないため、与党圏の統合新党の推進速度によって、鄭前総長の心が変わる可能性があるという観測も流れている。



mindy@donga.com tesomiom@donga.com