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[社説]国家競争力にそっぽを向いた教育課程

[社説]国家競争力にそっぽを向いた教育課程

Posted February. 24, 2007 07:15,   

小中高校の第7次教育課程改正案で科学は過去のみすぼらしい姿を脱することができなかった。教育人的資源部(教育部)は「科学教育の強化のために科学教科を独立させなさい」という社会的要求を受け入れなかった。科学は高校1年生の授業時数を週3時間から4時間に増やすことで済ませた。高校2、3年生の6個の「選択科目群」のうち、数学と科学は技術・家庭とともに「自然工学」という新しい名前の科目群にそのまま残っている。

人文社会系の大学に進学する学生は高校2年生の時から科学を1科目も選択しなくても良い。理科の学生も物理や化学を深く勉強しなくても理工系の大学に進学することができる。実際に全国の理工系大学の入学生のうち、29%が科学ではなく社会科目を選択しており、55%は数学で微積分と確率・統計を学んでいない。

韓国は、数学および科学教育を強化する米国、日本、英国、中国、インドなどと逆の方向に向かっている。先月、ソウル大学が全国9つの大学の自然系列の学生たちに数学問題を送って解かせてみたところ、100点満点で平均28点だったのも当然の結果だ。中高校の教科書の中から選んだ問題であるにもかかわらずだ。

脆弱な科学教育の被害者は企業であり、結局は国民だ。(株)LGの金雙秀(キム・サンス)副会長は、「企業がグローバル競争で生き残るためには基礎学問が重要だが、(人材をまともに育成しなくて)困難が多い」と語った。基礎科学は国の未来を決める。私たちが今のように生活できるようになったのも科学技術の力が大きい。それなのに、先進国入りを果たすことができないまま、科学教育をこのように疎かにして、希望はあるのだろうか。

教科改編がこうなったのは教育部が国家の百年大計に対する確固たる意志なしに科目担当教師団体の集団縄張りの声に振り回されたせいが大きい。そうでなくても韓国教育は、全国教職員組合の時代錯誤的な理念追求と「職を守るための」闘争、平鈍化公教育で、国際競争力を失いつつある。このままで、この国、この国民が世界的な無限競争の中で生き残ることができようか。