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イスラム過激派、米軍狙撃の動画を発信

Posted February. 14, 2007 07:57,   

イラクのスナイパーと見られる男性が登場し、米軍を攻撃する方法を説明する。続いてこの男性は、米軍と見られる一群を銃で狙う。まもなく一人が倒れる。音楽が流れる…。

動画の共有サイト、ユーチューブにアップロードされたイラク発の動画の一つだ。イスラムを称え米国を非難する内容の動画は、最近毎日のようにユーチューブに登場する定番メニューだ。

ビジネスウィークの最新号は、イスラム過激派が米国などの欧米世界を非難する過激なメッセージをユーチューブを通じて発信し始め、運営者が頭を抱えていることを伝えた。

以前は、イスラム過激派がこのようなメッセージを自分たちのホームページに載せたが、一部の殺害シーンを除けば、電波の範囲や速度が大きくなかった。しかし、彼らがグローバルな動画メディアに目を向けたことで、随時に「危険な」動画が現れ始めた。

アラブ系の男性が自殺爆弾テロを行う直前にオサマ・ビンラディンの名前を叫ぶシーン、アルカイダ組職を称えるシーン、9・11テロの場面に歓呼するシーンも簡単に見つけることができる。

米軍を狙撃する動画はアップロードされた後には3万人が視聴した。「罪のない人を殺すことは真正なイスラム教ではない」というレスに、「米軍が罪がないだと。お前は誰だ。私たちの兄弟姉妹がやられたように、米軍も殺さなければならない」と激しく反発した。

ユーチューブの運営者は、「人を誹謗する暴力的内容は削除できる」という規定によって、随時このような動画を削除している。しかし、タイトルだけを変えた類似の内容がリアルタイムに発信され、統制が容易でない。

法務省でコンピューター犯罪捜査を担当したマーク・レーシー検事は、「問題の動画を阻止することはますます難しくなっている。これでは高画質の残忍な処刑シーンを、リアルタイムで見ることになる」と憂慮した。



lightee@donga.com