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与党議員の補佐官、情報流出容疑で逮捕状

Posted February. 01, 2007 06:58,   

ソウル中央地検・外事部は31日、多目的実用衛星「アリラン3号」事業に関連した秘密文書を外国企業関係者に提供した疑い(公務上の秘密漏えい)で、ヨルリン・ウリ党所属の国会議員補佐官の李某氏(42)と、それを受けたロシア衛星販売代行会社の李某代表(47)に対する事前逮捕状を請求した。

李補佐官は昨年4月ごろ、アリラン3号の撮影装置・入札情報などが盛り込まれた秘密文書を電子メールを通じ、数回にわたって韓国系米国人の李代表に渡した容疑を受けている。李代表はこの文書をロシア衛星開発会社に提供したものとされる。

検察は先月、2人の電子メールと李代表の個人事務所に対する家宅捜索を行い証拠を確保したことを明らかにした。

検察が把握したところによると、李補佐官は元々知り合いだった国会科学技術情報委員会の関係者を通じて航空宇宙研究院で文書を入手しており、それ以降は自らが補佐官を務める議員の名義で資料の提出を要求し、文書を直接受け取った模様だ。

検察関係者は「李氏が補佐官を務めた議員は、今回の事件とは関係がない」とし「李補佐官と李代表の間に金銭の取り引きがあったかどうかも、明らかにされていない」と伝えた。

アリラン3号の撮影装置は数百億ウォン台にのぼる高価の装備で、入札にはロシア、ドイツ、イスラエルの会社が参加した。ロシアの会社は入札で脱落すると、李代表を通じて関連資料を確保した後、韓国のロシア大使館を通して韓国政府に入札の不公正性を提起しようとしたが資料を違法に入手した事実が、検察により捕捉された模様だ。

これに対し、李補佐官側は「入札が不公正に行なわれたという情報を入手し、航空宇宙研究院側に資料を要請して受け取った後、情報提供者であり専門家の李代表に資料の解釈を依頼しただけだ」と述べており、「資料を要請した当時はすでに事業者が選定された後であり、文書に『対外秘』と記されてあったものの『秘密』事項だとは考えていなかった」と供述している。



will71@donga.com