スイス系の米金融グループのUBS銀行のフィル・グラム副会長(写真)は12日、「各企業が活動するのに最も良い環境は、政府が最小限のことをするときに作られる」として、「小さな政府」の必要性を強調した。
共和党上院議員出身のグラム副会長は同日、米ニューヨーク・マンハッタンで韓国人特派員らに会って「米国や韓国など大半の国家で、政府が国民から過度に多額の税金をかき集め、お金をたくさん使っている傾向がある」とし、こうした認識を示した。
グラム氏は韓国の所得税率が最高36%だという話を聞いて、「非常に高い。個人の所得税は15%が適当だというのが私の考えだ。政府の支出、規制、税金は少ないほど良い」と付け加えた。
グラム副会長は「韓国人は非常に勤勉で優秀な人材だが、システムが国民の質について行くことができないようだ」として、韓国が成長力を回復するためには法律・租税制度などを含むシステムの整備が急がれるとアドバイスした。
同氏は韓国が進めている北東アジアの金融センターについて、「金融センターになるためには、何よりも有能な人材が集まるようにすべきだが、そのためには移民の自由化などと言った踏み込んだ人材誘致政策が必要とされる」と忠告した。
彼は最近、韓国検察が米国系投資ファンド・ローンスターへの捜査を進めていることに関連し、「ローンスターが具体的にどんな誤りをしたのかはよく分からない」と前置きにした後、「しかし、韓国が97年の通貨危機の当時、外国の投資をどれだけ渇望していたのかを忘れてはならないだろう」と指摘した。
グラム副会長は「外国資本が投資して得た利益を、『反外資』の情緒から見つめるのは良くない」とし、「お金をたくさん儲けるのを不機嫌に思うような心理があるならば、それは良くないものだ」と話した。
米テキサスA&M大・経済学科教授出身のグラム副会長は、96年に共和党内の大統領候補選挙に出馬したことがあり、夫人は韓国系アメリカ人(移民3世)で米商品先物取引委員会(CFTC)の委員長を務めたウェンディー・リー女史だ。
kong@donga.com






