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[オピニオン]「心理的独立」

Posted November. 24, 2006 06:50,   

「愛も名誉も/名前も残らず/一生進もうと言った/熱い誓い…/先駆けて進むから/生ける者よ、従え/生ける者よ、従え」。今年8月27日、大統領府では再び運動圏の歌「あなたのための行進曲」が悲壮に響き渡った。盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領が全羅南道光州(チョルラナムド・クァンジュ)地域の「盧武鉉を愛する会」会員らと会う席だった。代表的な運動圏と闘争歌の合唱で雰囲気が盛り上がった後、盧大統領の「私なりの国防観」が続いた。盧武鉉を愛する会の代表が録音して公開した話だ。

◆大統領は韓国軍の「心理的独立」のために休戦ラインの米軍2師団の兵力を後方に移したという就任初めの「武勇談」を取り出した。当時国務総理は反対したという話も付け加えた。もう一つの「爆弾発言」だ。「首都の真ん中(龍山)に米軍が連合司令部を持って韓国軍まで指揮する状態から脱してこそ、韓国軍が心理的に独立することができる。」戦時作戦統制権の還収、韓米連合司令部の解体、在韓米軍の減縮など韓米軍事同盟の在り方がすべて軌を一にすることを如実に示す発言だ。

◆しかし、韓国軍自ら北朝鮮の挑発を阻止する能力を持っていると考えたところから間違った前提だ。米国の経済的圧力が怖くて米軍を減らせという要求ができずに機嫌だけを伺っていたところに韓国軍の心理的独立のために米軍の後方配置を決断したという要旨だ。その後、米国側の米軍削減計画もただちに歓迎し受け入れたとのことだ。盧大統領は、「米国に依存してはならない」とし、「すでに韓米関係で韓国の発言権と地位は強まっている」と実際とかけ離れた自評も添えた。

◆韓国軍を独立的な強軍に育てるためにはわざわざ危ない「米軍空白の状況」に落とす必要があるという話か。強軍育成も子どもの独立心を育てることと同様に見ているかもしれないが、子どもの教育はいったん間違っても見直す機会があるが、国防は一度失敗すればそれで終わりだ。そのため、自主と主権より重要なのが国家の保衛だ。大統領の第一の責務がまさに「国を守ること」だ。

陸貞洙(ユク・チョンス)論説委員 sooya@donga.com