北朝鮮の核実験によって金剛山(クムガンサン)観光客が激減したことを受けて、現代峨山(ヒョンデ・アサン)が「非常経営体制」に突入する方策を積極的に推進している。
現代峨山の関係者は3日、「秋季シーズンの先月、北朝鮮の核事態が発生して、今年の金剛山観光客の規模が予想値の約30万人より4〜5万人減り、売り上げが約150億ウォン減少するものと見られる」とし、「経営悪化に備えてコストを減らす各種方策を検討している」と述べた。
まず現代峨山は、金剛山現地の宿泊施設や食堂などの運営規模を縮小して、固定費を減らす案を検討している。金剛山には金剛山ホテルや海金剛(ヘグムガン)ホテルなど宿泊施設や食堂、温泉に現代峨山と協力会社など、南側の職員約1000人や北朝鮮側の職員約600人など合わせて1600人が勤務している。現代峨山は役員の給与をカットし、リストラを実施するなど、構造調整も考慮している。
先月、金剛山観光客は元々の予想人員の4万人より約45%減の約2万2000人にとどまった。11月の観光客も1万人余りにとどまるものと見られ、昨年11月(1万3000人)より少ないものと、会社側は予測している。
会社側は、今夏梅雨が長くなって観光客が減ると、秋季シーズンを積極的に攻略して不振な実績を挽回する計画だった。しかし、先月の北朝鮮の核実験に加えて、オフシーズンの冬季に入り、打撃はさらに大きくなるものと見られる。
金剛山観光事業は現代峨山が対北朝鮮事業を進める上で、中核的な役割を果たしてきた。現代峨山の昨年の売り上げは2350億ウォンで、金剛山観光事業の売り上げはこの中で45%を占めた。今年上半期の売り上げの総利益(約169億ウォン)のうち74%の125億ウォン余りが金剛山観光事業から出た。
金剛山観光事業は現代峨山のキャッシュカウ(Cash Cow・収益創出元)の役割をしているわけで、初期進行段階の開城(ケソン)公団事業のための資金を確保する上でも欠かせない。現代峨山側は北朝鮮の6カ国協議の復帰宣言で一応一息入れた状態だが、金剛山観光客の規模がすぐ回復するのは難しいと見られるため、当面、非常経営が避けられない状況だ。
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