27年間破られていない陸上男子100メートル記録(10秒34)を、今年中に破るためのプロジェクトが行われている。韓国と日本の短距離の最強が一緒にトレーニングする「韓日合同練習」がそれだ。
韓国短距離のホープであるジョン・ドクヒョン(22、忠南大学)とイム・ヒナム(22、尙武)は先月28日、日本に渡り、日本チャンピオンの塚原直貴(21、東海大学)と一緒に走っている。アジア記録(10秒F)の保有者である伊藤浩二と末次慎吾(10秒10)を育てた日本短距離のゴッド・ファーザーで、現在、韓国陸上代表チームを率いている宮川千秋(59)東海大学教授。彼女が1979年、ソ・マルグ(現海軍士官学校教授)が樹立した韓国記録を塗り替えるために、今回の合同練習をお膳立てした。
「韓日のプライド対決」を誘導してモチベーションを高め、10秒台前半の選手たちを競わせ、
自信をつけさせるためだ。
塚原は宮川教授の弟子で、9月に10秒25で日本チャンピオンに上った日本短距離のホープ。最高記録がそれぞれ10秒51と10秒45のチョン・ドクヒョンやイム・ヒナムより一目上だ。彼らは一緒に練習して大会にも出場する。3日、静岡県浜勝で開かれる大会が初の実験になる。1週間の合同練習の結果は同日出る。
宮川教授は、「日本には10秒前半から中盤を走る選手が多い。そのような選手たちと一緒に走れば、10秒34をこえるという自信を得るだろう」と述べた。
yjongk@donga.com






