「国民と共に息をし、生活する政治家になれるよう、『体質』を変えていきます」
ハンナラ党の大統領選挙候補者の一人である孫鶴圭(ソン・ハッキュ)前京畿道(キョンギド)知事が9日付で「100日民心大長征」を終えた。6月30日、京畿道知事としての離任式を終えて、全国の民生の現場を訪ね回るための旅が始まってから102日ぶりのことだ。
同日、釜山(プサン)チャガルチ市場で未明に魚の商売をした後、午後、高速鉄道(KTX)に乗ってソウル駅に到着した孫前知事は、「大長征でいろいろなことを学んだ」とし、「一生懸命に働いて生きている国民が希望をもてるように、国民生活に実際に役に立つ政治家になるつもりだ」と述べた。
孫前知事はとりわけ、「今回の経験が韓国政治の大切な財産になるよう、今後、より大規模な大長征に乗り出すつもりだ」と述べ、「国民が職場・教育・老後・住居」の「4大不安」から解放されるように努力していく」と強調した。
また、北朝鮮の核実験と関連して、「これから政府は北朝鮮が核実験と開発を完全に撤回するまで、いかなる経済的支援も行ってはいけない」とし、「国家的危機状況であるだけに、中途半端な態度は捨て、断固とした態度でしっかり対処すべきだ」と語った。
引き続き孫前知事は「北朝鮮の核問題と関連して、朴槿恵(パク・クンヘ)前ハンナラ党代表や李明博(イ・ミョンバク)前ソウル市長と深みのある討論をするつもりであり、一定の役割を果たせるだろう」と付け加えた。
さらに、民心大長征をする間、炭鉱、工場、農場、漁場など93か所で、身をもって労働をしながら国民の声に耳を傾けた。
孫前知事は今月末までは外部活動を自制して、各分野の専門家たちと会い、民心大長征を通じて耳にした国民の声を反映した民生政策作りに取り組む計画だ。
来月からは、大学の講演や専門家との懇談会などを通じて、各地をまわる「第2回民心大長征」に乗り出す計画だ。
myzodan@donga.com






