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KAIST「学科中心制」導入…22人の学科長が総長の地位に

KAIST「学科中心制」導入…22人の学科長が総長の地位に

Posted September. 14, 2006 06:57,   

韓国科学技術院(KAIST)が学科長に人事と予算執行の全権を委任する「学科中心制」を国内大学のうち、初めて取り入れる。

13日、KAISTが用意した「教員人事運営案」によると、これまで総長と学長など全権を行使した教授任免権を学科長に委任することにした。

このほか、所属学科教員の一般昇給と長期勤続の号俸付与、国内外の派遣権限も学科長に任せた。

今回の措置により、学科長は事実上、独立法人の最高経営者(CEO)のような位置になった。各学科長は11月までに事業計画書を提出しなければならず、学校側はこれをもとに予算を割り当てた後、財政運営に対する全権を与える。

徐南杓(ソ・ナムピョ)総長は米マサチューセッツ工科大学(MIT)機械学科長を10年間勤めながら、独自の運営方式で単純な機械工学科をバイオと情報技術(IT)が結合された融合機械工学学科に様変りさせ、世界最高の水準にした。

徐総長は「大学が発展するためには、地位よりも情報をたくさん持った人が権限を持たなければならない」とし「政府が追求する国民総所得(GNI)4万ドル時代は頭脳に対する投資にかかっており、そうするためには世界的な大学が誕生しなければならない」と話した。

KAISTは学科長の任期も既存の2年から総長より1年多い5年にするとともに、選抜過程も強化した。

学科の教授らからなる学科長先任委員会で2人の推薦を受け、個別インタビューを行った後、総長が最終選抜する方式だ。徐総長はこれに先立ち「投票をする場合、責任感が落ちる」とし、選任委員会に討論を経て適任者を選任するようにした。

この過程を経て、既存の学科長22人のうち半分の11人が変わった。イ・グァンヒョン教務処長は「一部の学科長は自信がないとして辞めており、一部は学科長を引き受けた後、責任感のためとてもつらいと言う」と伝えた。

その間、大部分の大学で学科長は大学の政策を伝える事務職に過ぎなかった。学科の教授らが交代に順番制で引き受けるか、一番年齢が若い教授が学科長を引き受けるのが慣行だった。



mhjee@donga.com