未来戦略報告書である「ビジョン2030」を実現するための財源として、政府が公式発表したものより500兆ウォン多い1600兆ウォンが必要だと推算した資料が出てきた。
東亜(トンア)日報が6日入手した国政弘報処の資料によると、政府は「ビジョン2030」の発表日であった先月30日、国政ブリーフィング・インターネットホームページに掲載した「ビジョン2030推進時には追加として1600兆ウォン程度がかかる」という題の資料で、「追加で必要な財源は今後25年間で計1600兆ウォン程度」と書いていた。同資料は発表当日の午後まで国政ブリーフィングのホームページに掲載された後、削除された。
しかし、政府は、企画予算処の公式発表及び大統領報告では「ビジョン2030のために今年から2030年まで25年間で1100兆ウォンが追加として必要だ」と発表したことがある。
このため、政府がビジョン2030推進による増税論争を意識し、必要な財源規模を縮小して発表したのではないかという指摘が出るものとみられる。
●ビジョン2030の追加財源はいくらか
予算処が公式発表した追加財源の規模は「1100兆ウォン」だ。ただし、記者ブリーフィング後、記者らの追加取材過程で「国債利子まで含めれば1600兆ウォン」と付け加えて説明したことがある。
張秉浣(チャン・ビョンワン)予算処長官は4日、KBSラジオに出演し、ビジョン2030の必要性を強調し、追加財源は1100兆ウォンだと話した。
しかし、当初、国政ブリーフィングは追加財源規模を「1600兆ウォン」と明示した。財源の調逹方法が国債発行であれ、増税であれ、あるいは両方式を合わせたものであれ、関係ない。
政府はまた、国政ブリーフィングで、ビジョン2030のためには毎年、平均国内総生産(GDP)の3%にのぼる財源が必要だと明らかにした。しかし、先月30日の公式発表後は、毎年平均GDPの2%水準の財源が必要だと説明している。
時期別の財源調逹計画も互いに違う。
予算処は公式発表で2006〜2010年までは4兆ウォン、2011〜2030年は1096兆ウォンかかるだろうと予測した。
しかし、国政ブリーフィングでは2006〜2010年=4兆ウォン、2011〜2020年=300兆ウォン、2021〜2030年=1300兆ウォン程度かかると話した。特に金額のかさむ2021〜2030年には、現在の20、30代が税金を多く納める年齢になり、財源調達の相当部分を抱えるようになる。
政府は同資料で、このような財源所要を勘案した2030年までの長期財政運用計画も立てた。
今後のGDPなどを考慮し、2030年までの25年間、総計支出(予算+基金)が1京2200兆ウォンかかり、それにビジョン2030推進のための1600兆ウォンを合わせて、計1京3800兆ウォンが必要になるとのことだ。
●国民負担はどれぐらい増えるのか
国政ブリーフィングの資料は、1600兆ウォンを基準に財源調逹方式による国民負担を予測した。
まず、1600兆ウォン全額を国債で調逹した場合、国民の租税負担率は2030年にも現在の20%水準を維持するが、国家債務割合は32.3%から70%水準に上昇すると言う。
税金だけを充てると、租税負担率は現在19.7%から2030年には24%水準に増えることになる。また、国債発行と増税を並行すれば、国家債務割合は現在の32%から40%に、租税負担率は19.7%から23%まで上昇することになると言う。
これについて李秀元(イ・スウォン)予算処財政政策企画官は、「ビジョン2030のために1600兆ウォンの財源が必要だとの意見も検討されたが、最終的には1100兆ウォンに減った」とし、「広報処が最終案を見ないまま、国政ブリーフィングを作ったようだ」と説明した。
しかし、国政広報処のカン・ホチョン広報支援チーム長は、「ビジョン2030の主務部処である予算処が渡した資料をそのまま掲載した」とし、異なる反応を見せた。
sys1201@donga.com ddr@donga.com






