米ワシントン市のジョンスホプキンス大学に韓米関係を専門に研究する韓米研究所(US-Korea Institute)が設立される。在米韓国大使館の関係者は21日、「9月、この大学の国際学大学院(SAIS)内に韓米研究所が建てられ、SAISのドン・オバドファ教授が所長を務める予定だ」と述べた。
韓米外交の主要舞台であるワシントンに韓米関係を専門に研究して講義する研究所が両国の協力で開設されるのは、この研究所が初めてだ。1982年、ワシントンに設立された韓米経済研究所(KEI)は韓国の外交通商部の支援の下で、米全土で学術セミナー中心の活動を展開してきた。
オバドファ教授はワシントンポストで40年近く韓半島と東アジア問題を扱ってきた外交専門記者出身の学者だ。
韓国大使館の関係者によると、SAISは米国で韓国学を専攻した学者を1年単位で雇用し、研究と講義を担当する専任要員として置き、2年ほどの試験期間を経て、専任教授を選定する。専任教授職の設置のため、韓国交流財団と大学側がそれぞれ200〜300万ウォンずつ出すという。
専任要員の他に、米国務省の韓国課長と日本課長を務めた後、今春引退したデイビッド・ストローブ氏も今秋の学期から研究所が開設した講座を担当する。
研究所の設立行事は、盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領が韓米首脳会談のためにワシントンを訪問する9月中旬に予定されており、マドレーン・オルブライト元米国務長官が祝辞をする見通しだ。
オバドファ教授は最近、東亜(トンア)日報の記者と会って、「ストローブ前課長は、実務と理論を関連させた講義を進め、授業を終えた後、学生らが韓国を訪問して政策立案者をインタビューした後、最終報告書を作成し、本にまとめる計画だ」と述べた。
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