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法曹界不祥事で元高裁部長判事に令状

Posted August. 08, 2006 03:35,   

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次官級の待遇を受けている元高裁部長判事に、史上初めて法官在籍時代の不祥事に対する拘束令状が請求された。

輸入カーペット販売業者の金ホンス容疑者(58・拘束収監)の法曹界不祥事事件を捜査しているソウル中央地検特捜1部(金賢雄部長)は7日、金容疑者から1億ウォンあまりの賄賂を受け取り、民刑事事件の裁判に介入した容疑(特定犯罪加重処罰法に定める斡旋収賄)でチョ某元ソウル高裁部長判事に対し、事前拘束令状を請求した。

この事件を受け、最高裁は近いうちに、対国民謝罪とともに法曹界不祥事の根絶に向けた対策などを発表する予定だ。

検察は同日、チョ元部長判事のほかに、金容疑者から事件に関する請託の見返りとして1000万ウォンを受け取った金某元ソウル中央地検検事と、3000万ウォンを受け取ったミン某総警に対し、それぞれ贈収賄容疑で事前拘束令状を請求した。

チョ元部長判事は、金容疑者からの請託を受け、楊平(ヤンピョン)TPCゴルフ場の事業権をめぐる民事訴訟など4件の民刑事事件の担当判事を紹介したり、同判事らに事件と関連した請託をしたりした容疑を受けている。検察の捜査結果、チョ元部長判事は、この過程で数年にわたって金容疑者から数千万ウォンの現金と6000万ウォン相当のカーペットや家具などを受け取っていたことが明らかになった。

検察はまた、最近金容疑者から「捜査が始まってから、チョ元部長判事が2000万ウォンを渡し、自分に有利な供述をするように頼んだ」という自供を確保した。拘束令状が請求された3人が拘束されるかどうかは、8日午後、ソウル中央地裁で開かれる令状実質審査を経て同日夜遅く決定される見込みだ。

金元検事は2004年末、金容疑者が関わっていた弁護士法違反事件の捜査を終わらせた見返りとして、2回にわたって500万ウォンずつ、総額1000万ウォンを受け取った容疑がかけられている。金元検事は自分の容疑を認め、先月辞表を提出した。

一方、先月、検察の取調べを受けた後、職位解除状態であるミン元総警は昨年1月、デット・エクイティ・スワップの手法でハイニックス社の株を取得したことで、特定人物に関する捜査を要請した金容疑者から3000万ウォンを受け取った容疑である。



woogija@donga.com needjung@donga.com