現代(ヒョンデ)自動車の労使が、20日から主要争点についての詰めの調整を行うなど交渉を続けている。18日から19日まで、1日6時間ずつの部分ストライキを行っていた労組も、20日と21日にはスト時間を4時間ずつに縮小し、会社側も追加の譲歩策を提案するなど交渉ムードが作られつつあり、早期に妥結する可能性も出ている。
労組は、妥結されていない主要争点の一つである基本給の引き上げに関して、会社側の提案が昨年(8万9000ウォン)より少なく、成果給も昨年に2兆3000億ウォンの当期純利益を出したことを考えると不十分、と指摘した。会社側は、原油価格の高騰と原材料価額の上昇などで経営環境が悪化しているとして難色を示したが、交渉の余地はあるものと見られる。
労使は、夏期休暇に入る29日までに折り合いがつかない場合、紛争が長引くとみて、交渉にスピードをあげている。また、全国が集中豪雨に見舞われたことや、自動車の輸出物量がなくて船積みが全面中断している状況下で、先月26日以来の長期紛争に対して否定的な世論が広がっているのも、早期妥結の可能性を高めている。
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