三星(サムスン)電子が、シンガポールに初めて建てる半導体工場は、当初、韓国に建てられる計画であったことが分かった。しかし、三星電子の合弁パートナーである独ジルトロニク社が韓国の劣悪な投資環境を理由に反対して、投資地域が韓国からシンガポールへ変更された。また、今回の合弁法人を誘致するためにシンガポールの公務員が見せた積極的な姿勢も、話題になっている。
▲独企業、「韓国は投資環境が悪い」〓三星電子の関係者は16日、「ドイツの半導体原材料会社のジルトロニクと立ち上げる合弁法人の生産工場を、当初韓国に作ろうとしたが、ジルトロニクの強力は反対にあって立ち消えた」と述べた。
本紙の取材結果、ジルトロニクが韓国に工場を作ることを反対した理由は、外国の企業が根を下ろしにくい劣悪な投資環境のためだった。ジルトロニク側は、外国企業が経営活動を展開しにくい劣悪なインフラに大きな不満を示し、特に、国際学校の不足など、外国人の社員の子どもの教育問題を一番に懸念したという。ジルトロニク側はまた、韓国の反企業ムードや外国企業を冷遇する政策なども、投資環境の足かせとなったことを指摘した。
合弁会社の反対に対して、シンガポール政府が積極的な支援を約束してきたことを受け、韓国に工場を建てるために相当な努力を傾けてきた三星電子は、結局、工場用地をシンガポールに決めることになった。
これに先立って、三星電子とジルトロニクは12インチのウェハ(半導体の基板材料)を生産するため、それぞれ2億ドル(約1900億ウォン)ずつ計4億ドルを投資して、50対50で投資する合弁会社を、シンガポールに立ち上げることで、最近合意した。
シンガポールはこの合弁会社を自国に誘致するため、工場が稼動する時点から15年間、法人税の免除、研究開発(R&D)や人材教育を支援する政府補助金2700万ドルの支援など、各種破格的な特典を約束した。また、4億ドルを年利2%の低い金利で10年満期の長期融資を与え、工場用地は1年に1坪当たり30ドルという安い賃貸料で60年間賃貸することにした。
▲三星電子を感動させたシンガポールの公務員〓今回の合弁会社の誘致に向け、シンガポールの経済開発庁長が直接三星電子とジルトロニク社の関係者と会ったことが確認された。これと関連して、三星電子のある関係者は、「韓国でなら、経済省庁の事務官級が処理することだったので、さらに感動を受けた」とし、「外国企業の投資を奨励するため、積極的に乗り出すシンガポール政府の意志に驚いた」と話した。
同氏はまた、「シンガポールの行政処理はわずか数時間で済んだ」とし、「シンガポールの公務員は、企業人と全く同じビジネスマインドを持っていた」と感嘆した。
シンガポールは、このような努力のおかげで、最近フランスの有名は半導体原材料会社のソイテックの工場も自国に誘致することに成功した。
kimsunmi@donga.com






