米国系ファンドのローンスターによる外換(ウェファン)銀行の捨値買収疑惑を捜査中の検察が、李憲宰(イ・ホンジェ)元副首相兼財政経済部長官の口座追跡に乗り出した。李氏は、ローンスターが外換銀行を買収した2003年、ローンスターの法律アドバイスを引き受けていたキム&チャン法律事務所の顧問だった。
最高検察庁中央捜査部(朴英洙部長)は15日、ソウル龍山区漢南洞(ヨンサング・ハンナムドン)の外換(ウェファン)銀行支店に捜査官を送り、李氏が同支店で02年に10億ウォンの融資を受けた関連資料と03年と04年の融資金の返済に関連した資料を確保して、分析を進めている模様だ。
検察は、李氏が融資金を返済するのに使った資金の出所に関連して一部疑わしい情況をつかみ、同資金の出所把握のため、裁判所から口座追跡用の押収捜索令状を取った。
検察は、李氏のほかにも、李康源(イ・ガンウォン)元外換銀行頭取と李達饁(イ・ダリョン)元外換銀行副頭取、シン・ジェハ・ポゴインベストメント代表などの口座も追跡しているとされる。
検察は、ローンスターが外換銀行を買収する過程で李氏が売却関係の実務を主導した財政経済部と金融監督委員会の高官に影響力を行使したかどうかについて調べる方針だ。検察は、来週初めに監査院が監査結果を発表すれば、監査資料を踏まえて本格的に捜査を始める。
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