現代・起亜(ヒョンデ・キア)自動車グループの秘密資金事件を捜査している検察が、グループの主要役員から鄭夢九(チョン・モング)グループ会長と鄭会長の一人息子である鄭義宣(チョン・ウィソン)起亜車社長の指示があったという供述を一部確保したことが16日までに分かった。検察は今月末、鄭会長親子に対する刑事処罰のレベルを決める方針だ。
最高検察庁中央捜査部(朴英洙部長)は、13日に逮捕した李廷大(イ・ジョンデ)現代車財経本部長と金承年(キム・スンニョン)購買総括本部長に対する取調べで、鄭会長親子の指示などに関する供述を一部確保した。検察は、李・金両氏を調べた後、15日未明帰宅させた。
検察は鄭会長が17日から2泊3日で中国を訪問し、19日帰国した後、鄭会長親子を召喚して取り調べる方針だ。
一方、検察は朴相培(パク・サンベ)元産業銀行副総裁と李成根(イ・ソングン)産業銀行キャピタル社長に対して、特定犯罪過重処罰法違反(収賄)の疑いで15日、逮捕状を申請した。
朴元副総裁は担保があって回収が確実な現代車グループ系列会社ウィアの1000億ウォン台の債券のうち、205億ウォンを帳消しする見返りで、金東勳(キム・ドンフン、拘束)前アンゴン会計法人代表から10億ウォン以上を受け取った疑いが持たれている。李社長には1億ウォン余りを受け取った疑いが持たれている。
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