「夜10〜12時台のテレビは告発モノが大部分だ。だから韓国の国民は落ち着いて眠れない。夜10時以降は、政治家の顔が絶対に放送されないようにするべきだ。テレビに出てきた政治家のせいで寝そびれたり、うなされる国民がまだ多いからだ」
11日に心臓麻痺で他界したコメディアンの金亨坤(キム・ヒョンゴン)氏が死去前日の10日、自らが運営するサイワールド・ミニホームページ(いわゆるブログ)に残したコメントが静かな話題を呼び起こしている。時事風刺コメディアンとして有名だった金氏は、「全国民が笑って眠りにつけるようにせよ」という題で残した最後のブログでも、笑いを奪うテレビ局と政治家に対して特有の洒落とユーモアで批判を加えた。
「私は25年間も芸能界に浸かってきた芸人だが、韓国の放送には不満がある。人は皆、安らかに眠りにつきたいと願うものだ。寝る時間帯にテレビで明るく楽しい番組を放送してくれれば、それを見て笑って眠りにつくことができるだろうに、今その時間帯には告発モノが大部分だ。私たちは寝る前に強盗、強姦、詐欺、不良グループ、不倫などの事件を見ながら寝る。視聴者に配慮せず、視聴率稼ぎしか考えていない今のテレビ放送のさまには憤りを覚える。『国民の安らかな睡眠を保障せよ!』『悪夢から国民を保護せよ!』というピケを持って、テレビ局の前で一人デモをしたい心情だ」。
また彼は「笑いの伝道師」らしいコメントも残した。
「私たちがお金儲けをしようと努める理由は何か?結局、笑って生きるためではないのか。だが、多くの人々は金儲けに神経を使いすぎたあまり、笑うこともできずに生きている。本当に気の毒な話だ」
金氏がこのブログを締めくくったユーモアの素材は、心臓麻痺だった。
「遺体安置室に3体の遺体が運ばれてきた。3体とも全部笑っている顔だった。え、遺体が笑ってるんだって?検死官が尋ねた。一人目は宝くじに当たって心臓麻痺で死んだ人です。二人目も心臓麻痺ですが、自分の息子が1等になったと聞いてショック死したそうです。じゃあ三人目は?この人は雷に打たれて死にました。雷に打たれたのに何で笑ってるんだろう?自分が写真に撮られると思ったそうです」
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