●最高層の記録が変わる
1985年、ソウル永登浦区汝矣島洞(ヨンドゥンポグ・ヨウィドドン)に、当時としては東洋で最も高い60階のビル(249メートル)「63ビル」が建てられ、韓国の高層ビルの歴史がスタートした。それまでは69年に建てられたソウル鍾路区寛鉄洞(チョンログ・クァンチョルドン)の31階のビル(114メートル)「三一(サムイル)ビル」が最高層だった。
20年近く最高層の座を守ってきた63ビルは、03年以降、ソウル陽川区木洞(ヤンチョング・モクドン)の高層マンション「ハイペリオン」と江南区道谷洞(カンナムグ・トゴクドン)の高層マンション「タワーパレス」など69階の高級マンションに押されて第3位になった。
オフィスビルディングとしては依然として韓国内最高層だが、その座も近く譲るようになる見込みだ。釜山中区中央洞(プサン・チュング・チュンアンドン)に、2013年の完成を目ざす107階の「釜山(プサン)ロッテワールド」が建設中であり、ソウルでも112階規模の「第2ロッテワールド」の建設が進められている。
●地方にも64階の雑居ビル
地方の最高層ビルも相次いで変わっている。仁川松島(インチョン・ソンド)国際都市には、仁川−京畿(キョンギ)地域で最も高い64階の高級マンション兼雑居ビル「ザ・(ノ、ロ)ファーストワールド」が建てられる。大邱(テグ)でも寿城区泛魚洞(スソング・ポムオドン)に建てられる54階規模の高級マンション兼雑居ビル「斗山(トゥサン)ウィブ・ザ・ジェニス」が工事に入った。
25階のマンションが最も高い建物である忠清道(チュンチョンド)にも、超高層ビルのブームが広がっている。忠清北道清州市(チュンチョンブクド・チョンジュシ)では、興徳区福台洞(フンドクグ・ボクデドン)にある旧大農(デノン)の敷地に、55階のオフィスビルが事業承認を待っており、忠清南道牙山(チュンチョンナムド・アサン)新都市の排芳(ベバン)地区にも63階のオフィスビルが建てられる予定だ。
忠南道庁の柳基迵(ユ・ギチョル)住宅都市課長は、「行政都市の建設と共に天安(チョンアン)牙山の高速電鉄駅が設けられ、牙山新都市が開発されるにつれ、超高層ビルが建てられている」と話した。せいぜい20階台にとどまっていた慶尚南道昌原市斗大洞(キョンサンナムド・チャンウォンシ・トゥデドン)に、43階のオフィステル(住居とオフィスの機能を兼ねたビル)が建設され、蔚山中区牛亭洞(ウルサン・チュング・ウジョンドン)の旧コアビルの敷地に55階の雑居ビルが設けられる。
●多様化するスカイライン
超高層ビルのブームは、住商複合マンションが主導している。大邱、蔚山、昌原などに設けられる超高層ビルは、いずれも住商複合マンションまたはオフィステルだ。これについて、ポスコ(旧浦項製鉄)建設住宅営業チームの崔弼国(チェ・ピルグク)課長は「マッチ箱のように低層で建てるよりは、超高層で建てれば、外観が多様化し、眺望権(視界)の確保が有利」だとし、「地域を代表できる超高層のランドマークとしてビルを建てれば、分譲がより順調に進む側面もある」と説明した。
だが、総合建築士事務所「コンウォン」の李東鎋(イ・ドンヒ)所長は、「超高層ビルが都市や周辺の建物と調和を成してこそ、都市の美観が良くなる」とし、「中小都市に超高層ビルだけがそびえ立つのが、必ずしも良いことなのかは疑問」だと指摘した。
imsoo@donga.com






