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登山家の朴英碩氏、「諦めない韓国人」見せ付けた

登山家の朴英碩氏、「諦めない韓国人」見せ付けた

Posted December. 30, 2005 03:21,   

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「私の名前などどうでもいい。ただ韓国人がこの仕事をやり遂げたことを世界が記憶してくれることを望むだけだ」

登山家の朴英碩氏(パク・ヨンソク、42、ゴールドウィンコリア取締役)が5月1日午前、北緯90度の北極点に到逹した直後に語った最初の感想だ。

朴氏は同日、北極点到達でヒマラヤ8000m級の14座と世界7大陸最高峰完登と地球3極点(南北極点とエベレスト)到達を果たし、いわゆる「山岳グランドスラム」を達成した。

最初のヒマラヤ14座完登者であるラインホールト・メスナー(62・イタリア)も3回も挑戦したが北極点で失敗して断念した山岳グランドスラムを、韓国人が人類史上初めて達成したのだ。山岳探険専門インターネットサイト「エベレストニュースドットコム(www.everestnews.com)」は、1ヵ月あまりかけて朴氏の探険日程に対して検証を行い、今年6月9日「朴英碩氏が山岳グランドスラムを達成した最初の人間になった」と大々的に伝えた。

1989年、ヒマラヤの6427m峰を手始めに山岳探険家への道を歩み始めた朴氏には、いつも成功だけがあったわけではない。ヒマラヤ遠征に31回を挑み、わずか18回が成功しただけだ。

しかし、朴氏は諦めることを知らなかった。「わずか1%の可能性さえ残っていれば、決してあきらめない」とは、まさに朴氏の信念だからだ。



jeon@donga.com