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チャン・ハクヨン、無名の練習生から国家代表へ

チャン・ハクヨン、無名の練習生から国家代表へ

Posted December. 21, 2005 03:00,   

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サッカーの韓国代表チームのディック・アドフォガート監督が来年1月、代表チームの海外転地トレーニングに連れていく選手の中には、国内サッカーでそれほど注目を受けることのなかったチャン・ハクヨン(24、城南一和)が含まれた。彼は、石にまじった宝石だったのだろうか。

チャン・ハクヨンはサッカー選手としては苦労人といえる。京畿(キョンギ)高校と京畿大学を卒業した彼は、昨年、あるプロチームの入団テストに脱落した後、城南一和(ソンナム・イルファ)を訪れた。昨年1月、城南一和の全南順川(チョンナム・スンチョン)での冬季トレーニングの時まで、彼は練習生契約も確定してもらえない状況だった。当時、彼のことを見ていたアン・イクスコーチは、「選手として挫折を味わって、かなり落ち込んでいた。サッカー人生をやめようかも言っていた」と話した。アンコーチは、「今私の部屋を出て、未練が1%も残らない自信があったらやめなさい」と言った。彼はやめず、月80万ウォンの練習生になった。

170センチ、63キロのチャン・ハクヨンは、サッカー選手らしくないほっそりした印象で、入団テストでは好成績をあげなかったが、以後、そのまじめさが認められた。城南はスピードと体力にめぐまれた彼の長所に注目し、MFから側面攻撃に回した。

今年は年俸4000万ウォンの正式選手となり、城南の主力になった。そして、アドフォガート監督の目にとまった。李栄杓(イ・ヨンピョ、トテナム・ホットスパー)とポジションの重なるチャン・ハクヨンは、今回のトレーニングで多くのことを学び、人生の転機を迎えようとしている。

「私のことを信じて抜擢してくださった城南一和のコーチングスタップとアドフォガート監督に感謝する。これから努力して、がっかりさせないのが私の役目だ。すべての選手から学ぶ姿勢でトレーニングに臨む」と話した。



bluesky@donga.com