韓国、ビジネスを展開しやすい国の１３位に

世界２５の経済富国を対象に、ビジネスを展開しやすい国を選ぶ英経営コンサルタント会社ディルロイトの国家競争力指数調査（ＤＣＩ）で、韓国が今年１３位から２０１０年には５位へと、８ランクアップするものと見込まれた。

同社が２８日に発表した報告書「ビジネスを展開しやすい国（Ｔｒａｄｉｎｇ　Ｐｌａｃｅｓ）」によると、六つの分野に分れて行われた今回の調査で、韓国は「人的資本」と「開放性」でそれぞれ５位、「企業」で１１位、「マクロ経済の安全性」と「革新」で１５位、「投資」で１７位になり、総合評価では１３位となった。

ビジネスを最も展開しやすい国には、米国が選ばれた。また、スウェーデン、フィンランド、デンマークなど北欧諸国がそれぞれ２〜４位なった。ドイツは５位、英国は６位、日本は８位、フランスは１２位だった。インドは２２位、中国が２４位、ロシアは最下位だった。

同報告書は、今後の５年間についての見通しで、米国は今後も首位を維持するだろうとしたが、ドイツは６位（１ランクダウン）、英国は１２位（６ランクダウン）、日本は１０位（２ランクダウン）、フランスは１５位（３ランクダウン）へと、それぞれ墜落するだろうと見込んだ。一方、韓国は２０１０年に今年よりおよそ８ランクアップし、ドイツや日本より優位の５位になるものと見込まれた。

中国は２３位で１ランクが、インドは１９位で３ランクが、それぞれアップされるものと予測された。ディルロイトの国家競争力指数は、世界経済フォーラム（ＷＥＦ）と国際経営開発研究所（ＩＭＤ）の国家競争力指数とは異なって、１年間だけを断面的に評価するのではなく、この２０年間（１９８４〜２００４年）にわたるすう勢に基づいて、５年後までの順位を見通すところにその特徴がある。

pisong@donga.com