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野党政治家の携帯電話も盗聴

Posted October. 11, 2005 03:02,   

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国家情報院による不法傍受(盗聴)事件の捜査を進めている検察は10日、金大中(キム・デジュン)政権で同情報院長を務めた辛建(シン・ゴン)氏と林東源(イム・ドンウォン)氏に、当時国内担当次長だった金銀星(キム・ウンソン、逮捕)氏の盗聴を黙認していた疑いがあるとし、今週中に同氏らを召喚し取り調べる方針であることを伝えた。

検察は、同氏らが在職中に業務報告などで有線中継通信網を使った傍受装備(R2)の運用の実態について報告を受けており、傍受担当部署の8局でR2によって得た盗聴内容をまとめた「通信諜報」という報告書を毎日受けとっていたという同情報院の元・現職員の供述を確保している。

検察はまた、当時の盗聴による情報が、政権の実力者や同情報院長から大統領府に報告されていた状況を把握し、近く金大中政権時代の大統領秘書陣などについても取り調べる方針だ。

検察は同日、逮捕された金元次長のほか、元8局長の金氏などの局長級幹部の3人を再召喚し、具体的な盗聴の実態や外部への流出事例などについて取り調べた。

検察は当時、金元次長などが野党政治家の携帯電話の通話内容を組織ぐるみで盗聴していた状況を把握し、捜査を進めている。

検察はさらに、金元次長について、2000年と2001年のいわゆる「チン・スンヒョン事件」の捜査中に、同情報院が検察の捜査チームや幹部の携帯電話を盗聴し、捜査の状況をチェックしたという疑惑についても捜査している。



woogija@donga.com