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Xファイルの内容、捜査資料に利用するかどうかを検討中

Xファイルの内容、捜査資料に利用するかどうかを検討中

Posted September. 28, 2005 07:35,   

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国家情報院(国情院、国家安全企画部の前身)の違法通信傍受(盗聴)事件を捜査中のソウル中央地検盗聴捜査チームは27日、国情院の元幹部(課長級)自宅から押収した盗聴テープの作成・流出経緯などを取り調べるため、国情院の元職員らを召喚捜査した。

検察は02年の大統領選前に、野党ハンナラ党の鄭亨根(チョン・ヒョングン)議員らが公開した「国情院盗聴文書」を渡したとされる国情院職員A氏と担当局長らも呼んで、文書を作成、流出した経緯などについて取り調べたもようだ。同日、ソウル中央地検で行われた国会法制司法委員会のソウル中央地検に対する国政監査でも、金大中(キム・デジュン)政権時代に行われた国情院の盗聴問題が争点になった。

一方、検察は先月初旬に国家安全企画部(安企部)の秘密盗聴組織「ミリムチーム」のチーム長であった孔運泳(コン・ウンヨン、逮捕起訴)被告の自宅から押収した盗聴テープ274本の内容は、確認していないと話した。李鍾伯(イ・ジョンベク)ソウル中央地検長は「(274本の)テープ内容については(確認せず)、そのテープが他人の対話内容を違法に収録したものであるかどうかについて確認した」と話した。

李地検長は「しかし、テープ内容の公開は通信秘密保護法上許されないだけに、公開はできないと判断している」とし、「内容に対する捜査が適法なものかどうかについては、内部的に深く研究中だ」と説明した。また「マスコミを通じて公開された盗聴テープ(いわゆるXファイル)の内容は、捜査の手がかりとして使えるのでは」という民主労働党・魯会燦(ノ・フェチャン)議員の質問に対しては、「現在、捜査資料として使っておらず、使うかどうかを検討しているところだ」と答えた。



woogija@donga.com