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「融資条件照会」多い人は「信用」疑われる

「融資条件照会」多い人は「信用」疑われる

Posted September. 26, 2005 06:15,   

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東亜(トンア)日報は、中小企業に勤務する李氏と大手企業KTに通う金キジュ次長(34・仮名)に依頼して、それぞれ8行の都市銀行の信用貸し出し窓口に通ってもらった。

その結果、中小企業の社員は最初から貸し出しが不可能な所が多かった。貸し出し条件も銀行ごとに千差万別だった。

甚だしくは各銀行の貸し出し条件を比べると、信用が疑われ不利益を与えることまであった。

●信用貸し出し条件を直接聞いてみると…

金次長の年俸は5000万ウォン。すでに信用貸し出し2000万ウォンと保証貸し出し2500万ウォンを受けている状態だ。

年俸2000万ウォンの李氏は昨年、クレジットカード代金30万ウォンを15日延滞したことはあるが、借金はない。李氏の職場は年間売上高60億ウォン規模で業界では認められている広告代理店。

それにもかかわらず、8銀行のうち李氏が貸し出し可能な所は3ヵ所だけだった。表面では「給与振込みなど取り引き実績のある銀行に行った方が良い」と言ったが、「信じられる職場ではないじゃないか」という本音がすぐ読めた。

「勤務経歴が短い」、「未婚である」、さらには「女性だから不可能」という言葉も聞いた。

貸し出しが可能な所も、条件は悪かった。最大貸し出し金額は500万ウォン。貸し出し利子は年間7%から22.8%までかなりの差があった。

金次長はこれより良かった。ウリィ銀行と朝興(チョフン)銀行は既存の貸し出しために追加信用貸し出しはできないと言ったが、残りの6行では2000万〜4000万ウォンを貸し出せると話した。金利は年間5.67〜11.45%水準だった。

金次長は「貸し出しを受けるのに職場がこれほど重要だとは知らなかった」と話した。

●職場さえしっかりすれば信用貸し出し?

銀行の信用貸し出しを決める最も重要な物差しは、勤務している会社と年俸だった。この基準に達していなければ、「取り引き銀行に行きなさい」と言われる。

資産がどの程度か、過去延滞したことがあるかなどはあまり重要ではなかった。

都市銀行の関係者は、「取り引き銀行云々するのは事実上『あなたは信用貸し出しを受ける資格がない』という話」とし、「返す能力があるのなら、他の銀行には行かせない」と話した。

銀行は数千社のデータベースを持っている。信用貸し出しを希望する顧客が通っている会社がこの中に入っていなければ、貸し出しができないか、限度が非常に限られている場合が多い。

しかし、取り引き銀行に行ってみなさいという勧誘も一理はある。

銀行は顧客の月平均の通帳残高を調べてポイントを付与する。例えば月の平均残高が50万ウォンなら100点、100万ウォンなら200点を与える式だ。このポイントが積もれば通常貸し出しが難しい顧客も小額でも貸し出し受けることができる。

●貸し出し条件を聞くと不利益

金次長は最も条件が良かったハナ銀行に最近、実際に信用貸し出しを申し込み、驚かされた。貸出金利が初めて聞いたときより0.4%ポイント高くなったのだ。

「数ヵ所に貸出条件を聞いたので、良質の顧客ではないと判断した」という答が帰ってきた。品物を選ぶように「貸し出し商品のショッピング」をすると、損するというわけだ。

金次長は「銀行ごとに条件が違うのに、調べることなく貸し出しを受けなければならないのか」と激憤した。

これに対して、ハナ銀行・ローンセンターの林鍾伍(イム・ジョンオ)チーム長は、「悔しがる人も多いが、銀行の信用管理システムは一般的な場合を想定して、機械的に判断するからだ」と説明した。

信用で不利益を受ける原因は、他にもある。

キャッシュサービスを受けたり、多くの人の保証をしたりしても減点の要因だ。交通違反金などを適時に払わず、少額でも差し押えなどがあれば、貸し出しを受けられないか、貸出金利が跳ね上がる。