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Xファイル、「税風」事件捜査記録と相当部分で合致

Xファイル、「税風」事件捜査記録と相当部分で合致

Posted September. 15, 2005 08:31,   

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1997年、国税庁を利用した大統領選挙資金不正募金事件、いわゆる「税風事件」の検察捜査記録が、国家安全企画部(安企部、現・国家情報院)の傍受資料である「Xファイル」に出てくる三星(サムスン)の大統領選挙資金関連の対話内容と相当部分で一致していることが分かった。

特に、税風事件捜査記録に含まれている洪錫鍱(ホン・ソクヒョン)前中央(チュンアン)日報社長の資金伝達過程での介入状況が、Xファイルの内容の信ぴょう性を裏づけているため、さらに注目される。

インターネット新聞の「オー・マイ・ニュース」が報道した税風事件捜査記録によれば、ハンナラ党の李会昌(イ・フェチャン)候補(当時)の実弟である会晟(フェソン)氏は、検察の調査で「1997年9月〜11月の4回にわたって60億ウォンをソウル江南区鴨鴎亭洞(カンナムグ・アプグジョンドン)にあるマンションの駐車場で受け取った」と供述している。しかし、同氏は当時、だれから金を受け取ったかについては述べていない。

同紙は、当時、洪前社長が「鴨鴎亭洞のHマンション」に住んでおり、Xファイルに、洪前社長が会晟氏を自宅近くに呼んで金を渡したと話した部分などを挙げて、洪前社長が当時、資金を渡したという事実を主張した。

検察は、金を受け取った場所についてそれ以上の追及はしなかったという。検察はまた、当時資金を渡した時期が政治資金法の施行前であり、見返りのない場合は罪にならなかったことから、この部分は起訴しなかった。

これに対し、当時捜査を担当した検事は「鴨鴎亭洞のHマンションの駐車場は、現代(ヒョンデ)の秘密資金事件など、数々の事件で金が授受された場所だった。金を受け取った人が認めている状況で、わざわざ『なぜそこで受け取ったのか』と聞く理由がなく、捜査しなかった」と述べた。

検察の幹部も、「金を受け取った場所に特別な意味があるとは思えない」と述べた。金鍾彬(キム・ジョンビン)検察総長は、「1997年の大統領選挙資金の内容はすべて捜査がなされている部分であり、当時起訴することができなかったり、必要がないためあえて発表しなかっただけだ」と述べた。

一方、このマンションの駐車場はあまり人目につかず、江南と江北(カンブク)へのアクセスよいため、「ひっそりと」金を渡す場所としてよく使われているという。



woogija@donga.com