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99年盗聴テープ廃棄時の千容宅氏の介入が焦点

99年盗聴テープ廃棄時の千容宅氏の介入が焦点

Posted August. 11, 2005 03:05,   

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国家安全企画部(安企部、国家情報院の前身)と国家情報院(国情院)の不法傍受(盗聴)事件を捜査中のソウル中央地検公安2部(徐昌熙部長)は10日、1999年の盗聴テープ回収の過程を究明するために、元・現職国情院職員2名を呼んで、取り調べを行なった。

検察関係者は、「テープの回収に関与した元国情院監察室職員1名と安企部の秘密盗聴組職ミリム・チームで活動した職員1名を召喚した」と話した。

検察は、彼ら実務職員に対する取り調べの結果をもとに、近く李ゴンモ(60)元国情院監察室長を呼んで、盗聴テープと録音報告書の回収経緯などについて捜査する方針だ。

検察は、李元室長に対して、1999年11月に、ミリム・チーム長だった孔運泳(コン・ウンヨン、58)容疑者から盗聴資料を回収した経緯や、千容宅(チョン・ヨンテク)元国情院長が、盗聴テープの廃棄などに関与したかどうかを聞きだす予定だ。

検察は、国情院への家宅捜索は、方法と時期などを十分に検討したうえで、慎重に実施することを明らかにした。

検察は、ミリム・チームの盗聴活動を指揮したとされる呉正昭(オ・ジョンソ)元安企部1次長と千元院長に対しても、周辺の調査を十分に進めた後、召喚する計画だという。

一方、検察は、「三星(サムスン)不正資金提供疑惑」への本格的な捜査着手について、法律的な論議などのため、まだ最終的な結論を出していない。



jefflee@donga.com