国家情報院(国情院)は7日、国内要人の携帯電話による通話を手広く盗聴してきたと報じた本紙の記事(2002年10月25日付A1・3面)に関連し、先月6日に国情院職員のチェ氏ら2名がソウル高裁に提出した控訴を取り下げることを決めたと明らかにした。
国情院高官は、「東亜日報の報道について、その間の訴訟過程と内容を調べた結果、不必要な訴訟と判断し、取り下げることにした」と明らかにした。
ソウル中央地検・公安2部は今年4月1日、名誉毀損部分について「罪にならない」との判断を下しており、裁判所も同6月10日に原告側の請求をすべて棄却した。
しかし、チェ氏ら2名は判決に対し不服を申し立て、先月6日、再び4億ウォンの損害賠償と訂正報道を要求してソウル高裁に控訴した。
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