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「大衆を読む眼」卓越も依然とベールの中…朴槿恵代表就任1年

「大衆を読む眼」卓越も依然とベールの中…朴槿恵代表就任1年

Posted July. 19, 2005 03:22,   

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ハンナラ党の朴槿恵(パク・グンヘ)代表は、なかなか心の中が読めない政治家だ。単純なようで本音が分からず、ソフトなようだが、自分が必要だと思う時は一歩も引かない。

朴代表は、国家保安法の維持に死活をかけながらも、相対的に穏健な対北朝鮮観を持っている。与党がしかけても対立することなく避けてしまう。気が抜けるのはむしろ攻撃する側だ。

朴代表はこのようなやり方で、党代表再就任1年で、ハンナラ党内の非主流を事実上制圧した。位相と影響力が日増しに堅固になっている。敗北主義に陥っていた党も、活気を見いだした。

▲1周年記者会見〓朴代表は同日、ソウル江西区鹽倉洞(カンソク、ヨムチャンドン)の党本部で開かれた記者会見で、盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領の連立の提案に対して、「連立が必要なのではなく、選挙を行なって政権交代をしてこそ、国民を困難の中から救うことができる」と一蹴した。

中・大選挙区制に選挙制度を改編すべきだとする与党の主張に対しても、「大統領は、(現行制度の下で)国会で安定議席を確保できないという趣旨から言及した。中・大選挙区制に改編すれば多党制に進むことになり、(政局が)かなり不安定になる」と反対した。

ヨルリン・ウリ党の文喜相(ムン・ヒサン)議長が、不動産と南北問題に対する政策協力を提案したことに対しては、「政策というのは、互いを適当に混ぜて、何が何か分からなくなってはならない」と拒否した。

また、「1人1住宅所有制」の立法発議を準備中の党内の洪準杓(ホン・ジュンピョ)議員に対しては、「このような法まで党方針で出すことはできない」と、はどめをかけた。

同日の朴代表の会見では、自信がにじみ出ていた。4・30再補欠選挙の圧勝と40%に迫る党支持率、党内の非主流の退潮が自信感の土台を成していると見える。

▲特性〓朴代表の「大衆を読む眼」は卓越している。朴代表は同日の懇談会の席に、「愛の電話」が6日に欠食児童後援基金造成のために販売した朱色のゴムのブレスレットをつけて現れた。その日、多くの党役員が、朴代表と共にブレスレットの着用式を行なったが、同日の懇談会の席までブレスレットをつけて出席した人はいなかった。

350の「対国民約束リスト」を手帳に書いて、随時チェックする。屋台のおばさんや市場の商人をはじめ、自分が直接会った人と約束した内容は、几帳面に事後の進行状況を管理する。選挙の度に危機からハンナラ党を救い出した「ジャンヌダルク」の役割は、このような努力がなければ不可能だ。

しかし、自分が正しいと信じる内面の自信は、時には党役員たちを当惑させる頑固さにもつながることがある。舌禍に包まれた田麗玉(チョン・ヨオク)スポークスマンを身を投げて保護し、汝矣島(ヨイド)研究所長には、「党の改革を主導するのに相応しくない」という議員たちの反対にもかかわらず、金淇春(キム・ギチュン)議員の任命を貫徹させた。

朴代表のこのような多面性のため、側近たちまでも「朴代表はこうだ」と語ることができない。朴代表は依然としてベールの中に包まれている。



yyc11@donga.com lightee@donga.com