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タクシー、「模範」から「一般」への転換が急増

タクシー、「模範」から「一般」への転換が急増

Posted July. 01, 2005 05:54,   

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タクシー運転手のAさんは、何年か前まで個人タクシーの免許を取るのが夢だった。しかし、最近はバス運転手への転業を考慮している。タクシー運転手の1ヵ月の収入は、多くても130万ウォンぐらいだが、バスは固定給で260万ウォンであるからだ。

会社員のホン・ジョンウォン(37)さんは、飲み会があるたびに決まってタクシーに乗った習慣を変えた。飲み会があっても、自分の乗用車で行く。深夜の時間にタクシーに乗るよりは代行運転の料金が安いからだ。

7月1日でソウルのタクシー料金が17.25%引き上げられて1ヵ月になった。タクシー運転手たちはお客が減ったと嘆いている。市民も代行運転を利用する場合が増えている。

最近ソウル市によると、一般タクシーの月平均収入は90〜130万ウォン、個人タクシーは150〜220万ウォン水準。タクシー料金は引き上げられたが、月の所得はほぼ同じか、むしろ10〜20%減少したと、タクシー運転手たちは主張している。

▲「模範」から「一般」へ転換〓1992年12月登場した模範タクシーは、個人タクシー運転手たちの「憧れの的」だった。しかし、タクシーの利用客が減ると、模範タクシーから一般タクシーへ戻る例が増えている。

ソウル市は最近、中型個人タクシーへの転換を要求した603台の模範タクシーのうち、200台に対して転換を認めた。全体約3600台のうち、5.5%に上る数値だ。昨年の場合、個人タクシーへの転換を求める申請件数は多くなく1件も転換させなかったが、今年は転換要求が多すぎて、もう一度転換を認める方針だ。

模範タクシー運転手のユン・ジョンウさんは、「一日18時間運転しても、家へ持って帰るお金は5万ウォンにもならない。模範タクシーでは基本的な生活もできないためか、周りでは個人タクシーへ転換する場合が大きく増えた」と話した。

ソウルのある代行運転業界の関係者は、「キロメートル当たり1000ウォンを支払うことにして、お酒を飲んだ後は代行運転者を呼ぶ例が増えている。深夜時間に代行運転を利用すれば、一般タクシーを利用するより10〜20%安い」と話した。

▲お客は減り、タクシーは増える〓ソウルのタクシーは、02年7万台から05年7万2000台へ増えた。しかし、交通開発研究院がこのほど国会に提出した報告書によると、ソウルのタクシー輸送分担率は、1996年10.4%から02年7.4%へ、乗客は289万人から220万人へそれぞれ減少した。



黃泰勳 申水晶 beetlez@donga.com crystal@donga.com