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癌細胞だけ選んで殺す新物質発見

Posted June. 23, 2005 06:04,   

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国内研究グループは、癌細胞を自ら殺すように誘導する新しい癌治療技術を開発した。

檀国(タングク)大学医学部の辛得竜(シン・ドクヨン、47)教授は「南海岸(ナムへアン)に棲息する海綿生物から分離した物質『PTX—2』が、癌抑制遺伝子『p53』のない癌細胞だけを選んで殺すという事実を見つけた」と21日、発表した。

科学技術部国家指定研究室事業の支援を受けた今度の研究成果は、癌遺伝子分野の権威誌『Oncogene』最近号に掲載された。p53は癌の発生を抑制する遺伝子で、同遺伝子がなくなれば正常細胞が癌細胞に変わる。全体癌患者の60%程度がp53遺伝子を持っていない。

研究チームは細胞骨格の形成を阻止する物質であるPTX—2をネズミに投与して、p53のない癌細胞だけが死んで行く事実を確認した。正常細胞には影響がなかった。



cosmos@donga.com