朴主永(パク・ジュヨン)は個人技、スピード、得点力など、何一つ短所の無い「サッカーの天才」だが、特に16日のナイジェリア戦では、絵のようなキックが輝いた。
彼の芸術的とも言えるキックはどのようにして作られたのか。次の方程式で要約できる。
「黄金の足首+天賦の才能+真面目な訓練=芸術キック」
プロサッカー・FCソウルの主治医である李ギョンテ(乙支病院足部クリニック)博士によれば、朴主永の足首の靭帯は、特別に丈夫で柔軟だ。そのおかげで、キックする時、ボールの中心によく合わせることができるという。
大田(テジョン)シチズンのチェ・ユンギョム監督は、「朴主永のキックは、パワーよりは足首のスナップによる『瞬間的な正確性』が特徴だ。ナイジェリア戦のように、守備の壁が身近にある時は、いくら強く蹴っても壁にぶつかるしかないので、朴主永のように正確さで勝負しなければならない」と言った。
実は、朴主永のキックはパワーが凄いのではない。大韓サッカー協会の金ナムピョ技術委員も、「朴主永のキック力は他の選手たちより特別に強いわけではない。しかし、彼には生れ付きの感覚がある」と評価した。
一方、全南(チョンナム)ドラゴンズの許丁茂(ホ・ジョンム)監督は、「訓練」に重きを置いた。許監督は、「もちろん、朴主永は天賦の感覚を持っているが、いくら天才でも訓練しなければ、彼みたいな正確なシュートはできない」と分析した。
jaeyuna@donga.com