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ブッシュ大統領、脱北者の朝鮮日報記者を招待

ブッシュ大統領、脱北者の朝鮮日報記者を招待

Posted June. 15, 2005 06:07,   

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ブッシュ米大統領は13日、北朝鮮脱出者出身であり北朝鮮の人権状況を暴露した『平壌(ピョンヤン)の水族館』の共同著者、カン・チョルファン(37)朝鮮(チョソン)日報記者をホワイトハウスに招いて、40分間にわたって話を交わした。カン記者によると、同席でブッシュ大統領は「経済的な圧迫で苦しんでいる北朝鮮住民、とくに妊婦や児童が飢えている姿を見ると、とても胸が痛い」と述べた。

ブッシュ大統領は、また「韓米首脳会談のとき、盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領に『北朝鮮にさらに抜本的な変化が起きれば、米国は最も多くの食糧と資金を支援する考えだ』と話した」と伝えた。しかし、同大統領は「なぜ、韓国人らは北朝鮮・金正日(キム・ジョンイル)の人権じゅうりんに憤怒しないのか」と反問したりもしたとカン記者は付け加えた。

カン氏の家族は、日本に住んでいたが、北朝鮮に移住した後、カン氏の祖父が政治犯と見なされ、北朝鮮のヨドク収容所に送られた。カン氏も9歳のときから10年間にわたって、収容所で過ごした。同氏は92年に北朝鮮を脱出し、韓国入りしており、漢陽(ハンヤン)大を卒業した。

『平壌の水族館』は、カン氏が93年に出版した『大王の祭典』を読んだフランスのジャーナリスト兼歴史学者のピエール・リグロ氏が、カン氏の本と証言に基づいて2000年にフランスで出版したもので、翌年には英語版が出版された。ブッシュ大統領は、旧ソ連の収容所出身であるナタン・シャランスキー元イスラエル海外移住担当長官が著述した『民主主義論(The Case for Democracy)』を読んだ後、昨年11月に同氏をホワイトハウスに招待し、歓談したりもした。



maypole@donga.com