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6・15祭典で韓国政府代表団が平壌入り…林東源氏は「感無量」

6・15祭典で韓国政府代表団が平壌入り…林東源氏は「感無量」

Posted June. 15, 2005 06:05,   

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6・15共同宣言5周年記念「統一大祭典」が14日午後、北朝鮮平壌(ピョンヤン)の金日成(キム・イルソン)競技場で開幕した。今回の行事には、鄭東泳(チョン・ドンヨン)統一部長官を団長とする政府代表団40人が初めて参加した。

白楽晴(ペク・ナクチョン)韓国側準備委員会常任代表は開幕演説で、「6・15宣言が照らした道に従って、我々は去る5年間、和解と団合、統一の意志を実践してきた」とし、「分断60年になる今年を、平和と統一の転換的局面を開く年にしよう」と述べた。

公式開幕に先立ち、南北と海外の民間代表団約500人は、平壌市内の千里馬(チョンリマ)銅像から金日成競技場に至る2kmの区間を、市民たちの歓呼のなか、歩いて行進した。

●…韓国側民間代表団295人は、同日午前9時5分、大韓航空KE815便で仁川(インチョン)空港を出発し、西海(ソヘ、黄海)直航路を通って午前10時頃、平壌順安(スンアン)空港に到着した。彼らは、北朝鮮側のアン・キョンホ準備委員長とキム・ジョンホ全国統一汎民族連合北朝鮮側本部副委員長らの出迎えを受けた。

アン委員長は、故文益煥(ムン・イクファン)牧師の夫人である朴容吉(パク・ヨンギル、86)韓国側準備委名誉代表に頭を下げて両手を握り、「お元気ですか。よくお越しくださいました」とあいさつした。

特に北朝鮮側は、金潤圭(キム・ユンギュ)現代峨山(ヒョンデ、アサン)副会長が飛行機から降りて、故鄭夢憲(チョン・モンホン)会長の夫人玄貞恩(ヒョン・ジョンウン)現代峨山会長と娘のチョン・ジイ氏を紹介するや、直ちに貴賓室に案内するなど、格別なもてなしをして注目を集めた。

●…就任後初めて平壌の地を踏んだ鄭長官は、ソウル鍾路区三清洞(チョンノグ、サムチョンドン)の会談事務局で、空港に向かう前に記者会見を開き、「6・15行事を終えた後、閣僚級会談(21〜24日)を行い、南北関係を完全に正常化して発展させていく」と述べた。

林東源(イム・ドンウォン)元統一部長官は、「5年前の感激と興奮が蘇って、感無量だ」と述べ、「共同宣言の精神をいかし、南北関係が動揺しないように政府と民間が協力するという心で、平壌に行ってくる」と感慨を明らかにした。

●…政府代表団を乗せて午後3時に仁川空港を離陸する予定だった大韓航空KE815便は、平壌の現地状況のため、出発が2時間ほど遅れた。

政府代表団は、午後2時40分頃に搭乗を終えて出発を待ったが、午後3時20分頃、ペ・ジョンテ機長が機内放送で、「北朝鮮の軍当局から飛行機の訓練が多くて現地に着陸できないという連絡があった。離陸時間は後ほど知らせる」と伝えた。

ペ機長は、25分後に再び機内放送を通じて、「現在、平壌上空に強い雷雨が降っており、1時間半ほど後に出発してほしいという要請があった」と案内した。

このため、政府代表団は飛行機から降りて待ち、午後5時になって出発した。